本日の一品
スティック形状で電源プラグ内蔵、コンセント直挿しできるモバイルバッテリー
2017年5月11日 06:00
電源プラグを本体に内蔵したモバイルバッテリーは、家庭用のコンセントに直接挿して充電できることから、愛用者の多い製品だ。電源プラグ内蔵ゆえどうしても本体の厚みが増すこと、また抜き差しに強い力が加わるため頑丈な設計が必要で、コストの上昇を招きやすいことから、薄型化・低価格化が進む昨今のモバイルバッテリー市場ではラインナップが減少しつつあるが、利便性の高さは誰もが認めるところだろう。
今回紹介するムーブオンの「ポータブルエナジーステーション」は、スティック状のボディでありながら電源プラグを内蔵し、コンセントに直接挿して充電できることを売りにした、最近では珍しいコンセプトのモバイルバッテリーだ。直径は単2電池未満、単3電池以上といったところで、折りたたみ式の電源プラグを内蔵したモバイルバッテリーとしては最小クラスの径を実現している。知らずに手に取ると、電源プラグを内蔵しているとわからないほどだ。
本体側面にはmicroUSBケーブルが内蔵されているので、ケーブルを別途持ち歩かず、これ単体で給電および充電が行える。ケーブルが直付けされたモバイルバッテリーは、コネクタの形状が合わないと変換コネクターを買い足さなくてはならなかったりと、取り回しが悪くなることがしばしばだが、本製品の内蔵ケーブルは根元から抜いてLightningケーブルやUSB-Cケーブルと交換することもできるので、そのような心配も不要だ。
また、パススルーでの充電にも対応しており、コンセントから本体への充電を行いつつ、機器の充電も行える。つまりUSB-ACアダプターとしても使えるわけで、日頃モバイルバッテリーとUSB-ACアダプターを持ち歩いている場合は、荷物をこれひとつに集約させられるのも利点だ。
容量は2200mAhと決して大容量ではなく、給電能力は最大1.0Aと実質スマホ専用ということになるが、本体がかさばらず、かつコンセントを用いてすばやく充電できる本製品は、いざというときの備えとして重宝する。冒頭で述べたように電源プラグ内蔵のモバイルバッテリーはどうしてもコストが高くなりがちで、本製品もその例に漏れないのだが、USB-ACアダプターの代用になるなど、荷物を減らすのにも向いている。コンセント直挿しの価値が分かる方に、おすすめできる一品だ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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ポータブルエナジーステーション(PES-2200AC) | ムーブオン | 3002円 |