本日の一品

Type-Cポート2個使いでMacBook Proを魔法のごとく拡張する「HyperDrive」

HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C HUB for MacBook Pro

 ちょっと目を離した隙に、電源ボタンを押しても延々と再起動を繰り返すヤツになり果てたワタシの仕事用MacBook Air。おそらくSSDが逝ってしまわれたみたいなのだが、運の良いことにデータの大部分は救出できた。連載原稿を1本仕上げた直後(未提出)だったので、同じことをもう一度書くようなことにならなくてなにより、なにより……。

 このMacBook Airを購入したのはだいたい4年ほど前。これだけ使えば自分の仕事的には十分以上に働いてくれたと言えるので、ノートパソコンを新調することにした。そう、USB Type-CポートしかないMacBook Proに。これが悲劇の始まりだった……というようなことはないが、いまだにType-C回りの、特に充電系は面倒なことが多いようで、近頃は最適な充電環境について頭を悩ませている。

 それはともかくMacBook Pro、Type-Cポートは4つもあるのに、MacBook AirにはあったSDカードスロットがない。これでは取材で撮影した写真を取り込めない。当然ながら今まで使っていた他のUSB周辺機器も全然使えないのだ。そんなわけで、見た目的にMacBook ProにぴったりのUSBハブ兼SDカードリーダー兼その他諸々を入手したのである。その名も「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C HUB for MacBook Pro」(以下、HyperDrive)。

スティック状のHyperDrive。軽量だが質感は高い

 このHyperDriveは、MacBook ProのType-Cポート2つを同時に消費するなんとも欲張りなガジェット。しかしこれにより、USB 3.1×2、フルサイズSDカードスロット、microSDカードスロット、4K対応HDMI出力、Type-C×2(Thunderbolt 3。うち1つは充電用としても利用可能)という合計7つのインターフェースをまとめて実現できちゃうのだ。

これ1つを装着すれば、7つのインターフェースを使える

 装着した姿は、カラーがMacBook Proと同じということもあって、まったく違和感なし。左右どちらかに出っ張りができる格好になるので、いつか引っかけてType-Cポートや端子を痛めそうな予感がして気が気でないが、こればかりは慎重に扱うしかない。もちろん上にモノを置くのも厳禁だろう。

 その他に注意しておきたいのは、USB 3.1ポート2つの間隔が狭いので、2つ同時に使うにはデバイスを選びそうな点。あとはSD/microSDカードスロットの差し込みが浅く、これも引っかけやすそうなのが気になるかな、といったところ。

MacBook Proに装着するとこんな感じ
いろんなデバイスを接続するとこんな感じ
もちろん反対側にも装着できる
USB 3.1ポートの間隔は狭いので要注意

 仕事柄パソコンを持ち運ぶことが多いので、HyperDrive持ち運び用の付属ケースがあるのはありがたい。値段はそこそこ張るけれど、カッコ良くスマートな感じで周辺機器を使えるHyperDriveは、MacBook Proユーザー必携のアイテムと言えるのではないだろうか。これまで以上に“ドヤリング”していきたい。

持ち運びに便利な付属レザーケース。歩き回ることの多い筆者にはうれしい
製品名販売元購入価格
HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C HUB for MacBook Proアクト・ツー1万2000円