本日の一品

iPhone SEも“Suica対応”に、カードポケット付きの背面シート

 iPhoneがApple Payに対応したにもかかわらず、その恩恵を受けられていないのがiPhone SEユーザー。現行機種とはいえiPhone 7シリーズに比べてハードウェアの設計が古いため、新機能が利用できないのは致し方ないが、その便利さを傍から見ていてうらやましく感じるiPhone SEユーザーは、筆者だけではないだろう。

 このiPhone SEをはじめとする非対応スマホにICカードを直接貼り付け、強引に“ICカード対応”に変身させてしまうケースやシートは過去にも複数存在しているが、iPhone SE/5s/5の場合、本体のコンパクトさに惹かれて機種をチョイスしたユーザーが多いわけで、こうしたケースを装着することによるサイズの肥大化には、ほかの機種のユーザー以上に敏感といえる。

パッケージ。テクスチャーは複数カラー・素材をラインナップ
筆者が購入したのは標準的なPU素材×グリーン。適度な滑り止めの効果がある

 その点、トリニティがSimplismブランドで販売している「iPhone SE/5s/5 カードポケット背面テクスチャーシート」は、本体背面に貼り付けるシートにカードポケットを内包した設計で、iPhone本体のフットプリントそのままに、iPhone SE/5s/5を「Suica対応」へと変身させられる。厚みこそ若干増すものの、違和感は最小限で済む。

 ただのポケットであれば、クレカを入れた部分の厚みが増し、周囲と段差ができてしまいかねないが、本製品はクレカの厚みを考慮した設計ゆえ段差が発生せず、見た目にもクレカが入っているようには見えない。あまりにもピッタリすぎるので抜き差しを頻繁に行うには不向きだが、そのぶんうっかり脱落する心配も低い。

ICカードを1枚挿入できる。サイズがぴったりなため、頻繁な抜き差しにはあまり向かない
粘着シートをはがしてiPhoneの背面に貼り付ける仕組み。裏面には防磁シートを内蔵する
iPhone SEに貼り付けた状態。厚みこそ若干増すものの、保護ケースなどと違って天地サイズが変わらないのが利点
側面から見たところ。段差なく収納できていることが分かる

 今回は素のiPhone SEに直接貼り付けているが、装飾のないハードケースやTPUケースの上から貼り付けてもよいだろう。重量もわずか13~14gなので、装着することによる重量増もほとんど感じられない。サイズ合わせの加工が必要になるかもしれないが、背面が露出するバンパーカバーと組み合わせるのもひとつの手だろう。

ポケットはカードのサイズに合わせて設計されているため、周囲と段差ができない

 これを使ったところでApple Payの便利さにかなうかと言われるともちろんノーだが、iPhone 7に買い替えるという選択肢がなく、せめて気分だけでもiPhoneによる支払いを味わいたい人、また定期入れやカードケースを持ち歩かずに済ませたいという実用性重視の人に、おすすめできる製品だ。今回紹介しているのはPU素材のタイプだが、ほかにスエード調や木目調の製品もあるので、好みに合わせてチョイスしてみてはいかがだろうか。

製品名販売元購入価格
iPhone SE/5s/5 カードポケット背面テクスチャーシートトリニティ1512円