本日の一品
サッとパッとVR、すぐに使えて持ち運びも便利な「コンパクトVRグラス」
2017年2月1日 06:00
「VR元年」と呼ばれた2016年は、VR関連のコンテンツや製品がたくさん登場した。特にスマートフォンを装着して視聴するVRゴーグルは、没入感を高める工夫が盛り込まれていたり、素材・装着感にこだわっていたりと、個性的な製品も増えてきた。今回紹介する「コンパクトVRグラス JF-VRG01K」も、これまでにない個性が感じられる製品だ。
「コンパクトVRグラス」は、ゴーグル型ではなく、メガネタイプのVR“グラス”。レンズ部中央にクリップを差し込むだけで簡単に組み立てが完了し、あとはスマートフォンをクリップで挟めば視聴準備完了だ。素早く、手軽に使い始めることができる、持ち運びと使い勝手の良さに重点を置いた製品と言えるだろう。
一般的なVRゴーグルは、スマートフォンを装着したり頭に固定する手間がかかるが、コンパクトVRグラスの場合はのぞき込むだけ。重量は実測22gと軽く、分解しておけば全くかさばらない。パッケージの記載によれば、対応するスマートフォンの大きさは4~6インチ、厚みは7~14mm程度まで。手持ちのスマートフォン「HUAWEI P9」は5.2インチで、厚みはぎりぎり7mm以下だったが、問題なく装着できた。
さっそくVR動画をいくつか視聴してみたところ、焦点を合わせやすく映像がくっきり見えるという点では問題ないように感じる。ただ、外の明かりを遮る構造ではないので、VRゴーグルほどの没入感は得られない。また、レンズ位置を細かく上下左右に調整してみても、スマートフォンのボディ部分が視界に入ってしまうのも気になった。もう少し大きい画面サイズのスマートフォンならぴったりかもしれないが……。
VRならではの圧倒的な没入感が得られる……というわけではないけれど、装着の手間がほとんどかからず、何より装着中でも画面を直接タッチ操作できるメリットは大きい。通常の動画とVR動画を代わる代わる見るのもそれほど苦ではないし、外出先で撮影・編集したVR動画をその場でチェックするクリエイターの方々にも役立ちそうな予感。自宅での没入用として通常のVRゴーグルを、持ち運び用としてコンパクトVRグラスを、というように、使い分けるのもアリだろう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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コンパクトVRグラス JF-VRG01K | フォースメディア | 980円 |