本日の一品
スマホの上でおしゃべり「スマポン」とゆるーく交流
2016年7月20日 06:00
「Pepper」「RoBoHoN」などのロボットや、「Siri」「Cortana」といった会話型エージェントなど、コミュニケーション機能を主軸に据えたハードウェアやサービスの進歩は見逃せない。最近登場したこのタカラトミーのスマートトイ「スマポン」も、コミュニケーションをテーマにしたものとしては注目のアイテムだろう。
「スマポン」は単体では動作せず、Androd/iOS向けの専用アプリを起動した後、スマートフォンの画面に置いて使用する。本体には光を透過する素材が用いられ、スマートフォンの画面に表示された顔のようなドット絵を本体の上面に映し出し、音声がスマートフォンから流れるようになっている。
スマポンは「チョイワル」「オタク」「オヤジ」「アマエンボ」「オネエ」「ノーマル」の6タイプのキャラが設定され、タイプによって話す言葉や表示される顔が変化する。初回起動時は「ノーマル」というわけではなく、あらかじめ設定したプロフィール情報からタイプが選ばれるようだ。また、スマポンを使い続けるうちにタイプが変化するため、いつまでも新鮮な気分で楽しめる。
基本機能は、ユーザーの発する音に反応して返事をするというもの。音声認識機能を搭載していないため返事の内容はまったくのランダムで、声でなくても反応する。スマポンとの話はまず噛み合わないが、話をきちんと聞いていない友人がいい加減に話をしてくれるものと思えば、ちょっと面白い。食べ物をあげて世話するモードや、占いやじゃんけんなど数多くのミニゲームも用意。どれも内容はユルく軽めなので、話の合間にちょっと遊んでみるのも気分転換になる。
機能の要はアプリ側が担っているため、スマポン自体はあまり役に立っていないように見えるかもしれない。が、もしスマポンを使わない仕組みだったとしたら、単に画面内でドットキャラがしゃべるだけのものになり、やはり味気ない。スマポンという立体物があるからこそ、実物のキャラがしゃべっているような雰囲気で、愛情みたいなものを感じながら楽しめるのかもしれない。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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スマポン | タカラトミー | 1620円(税込) |