てっぱんアプリ!

席外しの同僚も探せる、位置共有が可能になった「Google マップ」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Google マップ
開発者: Google Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 8.0 以降、Android OS
カテゴリ: 旅行
ダウンロード: iOS Android

 3月から「Google マップ」で新たに利用可能になった「現在地を共有」する機能。果たしてどんな風に、どんな用途で使うことができるのだろうか。さっそくアプリを起動して、ナビゲーションドロワーから選んでみよう。

「現在地を共有」できるようになった「Google マップ」

自分の位置をすばやく相手に伝えられるように

 「Google マップ」の新機能「現在地を共有」は、自分の今いる位置を指定した相手に伝えることができるものだ。GPSで取得した位置データをもとに、Google マップの地図上にアイコン表示するので、相手は自分がどこにいるのか簡単に知ることができる。

 機能としてはかなりシンプルだ。「現在地を共有」をオンにした後、共有する(有効な)時間を1時間単位で設定するか、共有を手動でオフにするまで有効にするかを選択し、共有したい相手を選ぶだけ。共有する相手は、Google アカウントのアドレス帳に登録されているユーザーを簡単に選べるほか、他のアプリを介して共有用の“リンク”を任意の相手に送ることもできる。

ナビゲーションドロワーの「現在地を共有」をタップ
共有し続ける時間を設定する
共有する相手はアドレス帳に登録されている人を選択可能
または共有機能で他アプリから指定、リンク送信できる

席外しの人探し、待ち合わせ、緊急事態にも便利

 あくまでも「自分の位置を相手に知らせる」ことができるだけで、共有相手の位置はそのままではわからない。お互いに相手の位置を把握できるようにするには、共有相手も「現在地を共有」機能を使って、自分に位置を知らせるための操作が必要になる。

 スマートフォンでGPSを取得できる場所にいること、という条件はあるが、たとえばオフィスで席を外している人へ電話がかかってきた時、あらかじめその人から現在地を共有してもらっていれば、もし外出先の掲示がない場合でもどこにいるのか、どれくらいで席に戻るか、などを知ることができ、相手にも説明しやすいだろう。もちろん外出先で待ち合わせするような時も便利だ。

相手の位置を共有してもらった状態。地図上ではっきりとどこにいるのかがわかる
必要なくなった時は、画面下部でオフに設定すればすぐに共有を解除できる
端末の状況やGPSの性能によっても精度は多少変わると思われるが、待ち合わせには十分

 また、仕事中に災害など緊急の事態が発生した際、社員間や家族とすぐに連絡を取りたい場面でも役に立つ。互いのいる場所をすばやく把握し、次の行動をとれるようになるはずだ。「現在地を共有」する機能は、仕事上の便利さだけでなく、日々の安心にもつながる機能と言えるだろう。