てっぱんアプリ!
移動の多いビジネスマンの強い味方!? 「ドコモ・バイクシェア」を使ってみる
2017年4月28日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: ドコモ・バイクシェア ポートナビ
開発者: LocationValue Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 4.0 以上
カテゴリ: ナビ
ダウンロード: iOS Android
2016年からコミュニティサイクルの実証実験として開始した、ドコモ・バイクシェア。今や都内の各所でレンタサイクルが並んだポートを見かけることができ、実際に利用している人を目にしたこともあるのではないだろうか。うまく使うことで安価に、小回り良く移動できるこのドコモ・バイクシェアのサイクルシェアサービス、改めてどんな風に使えるのか見てみよう。
1回150円か、月2000円乗り放題か
「ドコモ・バイクシェア」を簡単に説明すると、ポートに用意されている自転車を自由に借りて、目的地近くのポートに乗り捨てることができるサイクルシェアサービス。利用料金(以下税抜)は大まかに3つあり、1つは最初の30分を150円で乗れる「一回会員」(時間超過は30分ごとに100円加算)、もう1つは月額2000円で乗り放題の「月額会員」(1回30分まで。時間超過は30分ごとに100円加算)、そして最後は当日夜23時59分まで1500円(+専用ICカード500円が必要な場合がある)で乗り放題となる「1日パス」だ。
このうち「一回会員」と「月額会員」はクレジットカード、もしくはドコモケータイ払いに対応する。今回は例として、「一回会員」として利用する場合の手順を紹介しよう。
自転車の予約もできるが、バッテリー残量が心配ならポートで選ぼう
まずは公式サイトから好きな地域のコミュニティサイクルのページへ移動、そこから会員登録する。会員登録後、レンタサイクルが置いてある近くのポートまで行き、借りるための手続きをするのだが、その前にポートがどこにあるのか「ドコモ・バイクシェア ポートナビ」アプリを使って調べておこう。
借り方は2通り。1つ目は公式サイトで「会員証登録」という操作をおこなって、表示される「会員証登録パスワード」を乗りたい自転車の車載器に直接入力する方法。2つ目は、公式サイトからスタート地点のポートを検索し、そこにある自転車(に割り当てられた番号)をリストから選び、予約する方法。
近隣でイベント開催の予定があり、混雑しそうな時は予約すると確実だが、電動アシスト自転車ということで、バッテリーが十分に充電されているかどうかは直接自転車の電源を入れないとわからないため、どちらかというと会員証登録パスワードを入力する方法がおすすめだ。
ICカードかおサイフケータイを「会員証」に
乗車には実体のある「会員証」も必要。会員証として使えるのはSuica/PASMOなどのICカードで、スマートフォンのおサイフケータイも利用できる。これは、あくまでも会員かどうかを特定するために使うもので、電子マネーを支払いに使うことはできない。支払い方法は、会員登録時に指定したクレジットカードかドコモケータイ払いのいずれかとなる。
ICカードやおサイフケータイを“会員証化”できたら、好きな自転車を見つけて、車載器の「START」ボタンをプッシュ。ICカードまたはスマホをかざし、電子錠のロックが解除されたら乗り出すことができる。目的地近くにポートがあるかどうかも確認して、後は自由に走り回って目的地へゴー。目的地のポートに着いたら、しっかりスタンドを立てて電子錠をロックし、車載器の「ENTER」を押せば“返却”完了だ。
電車乗り換えが不便なところや近所を動き回るときや、散歩したいときなどに利用したい
ドコモ・バイクシェアを借りるメリットはどこにあるのか。もちろん電車やタクシーのみを使うよりは健康に良いと考えられるし、電車で乗り換えが多い場合はドコモ・バイクシェアの方が安上がりになることもある。ただ、移動にかかる時間は、距離があるほど電車などとの差は広がってしまいがちだ。なので、近所を動き回る時、景色を楽しみたい時、時間がかかってもいいからお金を節約して移動したい時、といったケースで利用することが考えられるだろう。
慣れれば、借りるのも返却するのも、合わせて2~3分もあれば手続き完了し、サッと移動できる。今回筆者が試した際は、豊洲駅からオフィス近くの靖国神社まで(撮影や、迷子になった時間も含めて)時間にして55分、料金は250円だった。電車だと豊洲~市ヶ谷(乗車時間15分)、もしくは豊洲~九段下(乗車時間25分)ということになり、どちらも195円。この区間については残念ながら効率が良いとは言えないが、晴れている日は気分転換に利用してみる、というのもアリではないかと感じた。