てっぱんアプリ!

失敗しても恥ずかしくない、AI相手の英会話アプリ「TerraTalk」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇

アプリ名: TerraTalk
開発者: Joyz KK
価格: 無料
対応OS: iOS 8.0 以降、Android 4.1 以上
カテゴリ: 教育
ダウンロード: iOS Android

 英語を話せるようになるには、とにかく実践あるのみ。しかし、これから始めるという人にとっての最大のハードルは、いざ会話となると言葉が出てこないこと。英語が分からないこと以上に、間違った言葉・発音で話してしまうかもしれない恥ずかしさがあるのではないだろうか。でも「TerraTalk」なら、間違ってもそんな心配はない。AIを話相手にして、自然に学べるのだ。

AIを相手に好きなだけ英会話できる「TerraTalk」

何度間違っても、回答できなくても問題なし!

 「TerraTalk」は、自動応答するAI相手と話すことができる英会話アプリ。チャットアプリ風の画面で、相手の英語のセリフがテキスト表示されるとともに、合成音声による滑らかなボイスが再生されるので、それに答える形で端末のマイクに向かってしゃべっていく。

 ユーザーがしゃべった内容は音声認識され、相手と同じようにチャット風の画面にテキスト表示される。ここで間違ったことを話しても、あるいは発音が不明瞭で言葉が誤って認識されたとしても、まったく問題ない。相手のAIは、それに応じてもう一度聞き返してきたり、正しい答えを発言できるよう誘導してくれる。とっさに言葉が出てこなくて何も発言できなかったとしても、ゆっくり考えた後に再開すればOKだ。

AIのセリフに対して答えをマイクで吹き込んでいく
会話のペースは早いが、答えに詰まってしまってもじっくり考えた後に「START」を押せば再開できる
誤って認識されたり、見当違いの回答をしたりした場合でも、正しい答えに誘導するなどして、会話を軌道修正してくれる

ビジネス会話や日常会話だけでなく、非日常会話も楽しめる

 レッスンを始めるには、最初に“初心者向け”や“ビジネス”、さらには“日常会話”から“非日常”まで、6つ用意されているカテゴリーから選択する。そのカテゴリーごとに多数のシチュエーションが用意されており、1つのシチュエーションには最大15項目のレッスンが含まれている。

 自分の英語のレベルや使用目的に応じて選び、レッスンをスタートすると、そのシチュエーションで自分が置かれている状況、話さなければならないこと、といった前提が解説される。この解説を念頭にAI相手の英会話を進めていく形になる。いきなり会話を始めるのが難しそうなら、お手本の会話例を聞いて参考にすることも可能だ。

“初心者向け”や“日常会話”などの他に、“非日常”というカテゴリーもある
各シチュエーションごとに用意されているレッスン項目を一覧から選択
画面上半分に表示されている解説、前提条件をベースに会話を進めていこう

英会話教室や外国に行く前の腕試しに

 人を相手にしゃべるわけではないとはいえ、会話のペースも早く、ほどほどの緊張感のなかでレッスンできる。一般的な英会話教室であれば、多少発音やイントネーションに誤りがあっても(レッスンのレベルにもよるけれど)だいたいが褒めてくれるものだが、本アプリでは1つのレッスンが終了するごとに発音、表現、流ちょうさという3つの要素について具体的なスコアで評価してもらえる。

 人を相手にした時に近いやりとりができ、英語を好きなだけ話せる(話せない)実感が得られる一方で、ある意味機械的、客観的にユーザーの英語力を判断してくれる仕組みにもなっているので、冷静に今の自分の英語力を判断できそう。まずは本アプリで腕試ししてみて、自信がついたらチャットアプリを使った英会話レッスンにチャレンジしたり、英会話教室に通ってみたり、もしくは外国人相手に実践したり、というのも良いだろう。

レッスンが終わるごとに会話力に関わる3つの要素が評価される