みんなのケータイ

初めてアノマリーに参加! メイン端末はiPhone 5s、サブにNexus 5。観光用にはCM1を持って行きました

 6月20日に仙台で開催されたIngressのアノマリー(公式大会)「Persepolis(ペルセポリス) in Tohoku」と、翌21日に行われた「ミッション・デー」にエージェント(プレイヤーの意)として参加してきました。イベントの様子は本誌で関口記者がレポートされているので、そちらをご覧ください。

 記事が多いのは記者自身がLEVEL16のエージェントだからですね(笑)。今回はエージェントとして参戦できなかった分、その熱量がすべて記事に回ったと推測しております。私は完全にプライベート参加だったのですが、当原稿を書くにあたり、「アノマリーに参加するならやっぱりハイエンド端末が欠かせないな!」と痛感したので、ご紹介することにしました。

 アノマリーで行われるのは、ざっくり言えば4回の指定時間内に、複数の指定ポータルを自陣営カラーで維持しつづけることであり、リンクしたりコントロールフィールドを張ったりすることなので、やること自体はいつもと変わらないのですが……人気の無い時間帯にソロで活動するのとは違い、アノマリーでは団体戦となります。あちこちに点在する対象ポータルに両チームが集まって集団で対峙し、一斉に攻撃または防御が展開されます。そのため、まったく異なる世界が展開されるのが大きな特徴です。

 どれだけすごいかというと、現在もっとも強い防御アイテムである「AXAシールド」があっさり飛んでしまうほど。空いたスロットに瞬時にAXAシールドをインストールするという「わんこそば」ならぬ「AXAわんこ」になるくらいなんです。当然レゾネーター(ポータルを維持するのに必要な杭のようなアイテムで最大8本刺す)も瞬時に吹っ飛んでしまうので、ガンガン刺していかなくてはなりません(その裏で、他にもさまざまなオペレーションが展開されているようです。まさに頭脳戦です)。

 このとき現場で試されるのが、スマホのスペック! アノマリーでプレイ中は、すごいスピードでアプリの画面を切り換えます。端末の反応が遅く、画面の切り替えでモタモタしていると刺し負けてしまうんですね。特に攻撃と防御のどちらかに転ずるタイミングでは、画面の切り替えスピードが重要になってきます。つまり、Ingressのエージェントに必要なのは、Ingressが常に快適に(すばやく)動作する端末ということになります。

 他にも雨に強いとか、バッテリーが持つとか、屋外での視認性が良好であるといった要素もあるのですが、動作以外の部分は、カバーする方法があります。非防水ならケースに入れればいいし、バッテリーが持たないなら、ポータブルバッテリーを携帯すればいい。視認性が悪ければ輝度を最大に上げる、日陰に入る、手で日よけを作るといったことが可能です。

 でも、端末そのものの処理速度というのは、ユーザーはどうしようもない。まったり遊ぶならミドルレンジの端末でもいいのですが、今回本格的に参加してみて、そのすごさを実感。アノマリーの現場で後悔のないプレイをしたいなら、ここはやはりハイエンド端末にリアル課金するしかないでしょう!という結論に達しました。

 では、何がいいのでしょうか。

 今のところ、持ってて確実なのはiPhoneです。なんだかんだいって、いい動きを見せてくれます。屋外での視認性も結構いいので、雨とバッテリーさえ気をつければOK。

 私は、アノマリー2日前に大事なiPhone 6 Plusを取材先の洋式トイレにダイブさせるという痛恨のミスを冒してしまいました(※使用前です)。そのためiPhone 5sをメイン端末としての参加になりました。やや心配でしたが、画面がコンパクトな分操作のストロークが短くて済むことも幸いしてか、十分働いてくれました。

 Android端末は数が多いので悩ましいですね。私が経験した限りでは、フラッグシップモデルと呼ばれるものに絞りこんだほうがよさそうです。具体的にどんな端末がいいかは、お近くのガチなエージェント諸氏の愛用端末をチェックすれば分かると思います。私の周りでは、LGやASUS製の端末をよく見かけます。スペックに対するコストパフォーマンスが優先されているのではないかと推測しています。できれば予備も含めて2台はあると安心ですね……(どこで何があるかわかりませんから)。

 さて。エージェントになって初のアノマリーはすばらしい経験となりました。大地がすべて緑色に染まる瞬間を経験したときは、裏で今まさに展開されているであろう緊張感に満ちたオペレーションを想像し、感動のあまり涙腺が緩んでいたほどです。チームで担当したポータルを守り切れましたし、所属するエンライテンド(緑)が連勝したというのもありますが、何より団体戦に正式に登録・参加することで、新しい知識と出会いが得られたのは大きかったですね。

 翌日のミッション・デーでは、足を伸ばした松島海岸で、美しい景色とともに、ずんだソフトクリーム、ずんだ餅、ぷりっぷりのから焼きの牡蠣、そして撮影を堪能。堪能しすぎてミッションがなかなか進まないという問題もありましたが、こういう訪れ方もいいなと思いました。

ミッション中、最終ポイントで松島の絶景を眺めながらのティータイム
歩き疲れた体に、さっぱりとした甘さのずんだ餅と抹茶のアイスが染み渡ります
松島といえば牡蠣! ぷりっぷりのから焼き1個200円
おいしいトラップにはまりつつ、なんとかミッションクリア

 今回の仙台には4000名が集まったとのこと。次はいつ、どこで行われるか分かりませんが、体の一部のように操作できるサクサクなスマートフォンを見つけて、ぜひ次は現地に行ってみてくださいね! 画面の中と外の両方で、すばらしい体験が待っているはずです。