みんなのケータイ
スマホ対応証明写真機を初体験
【iPhone 6】
石川温
(2014/12/19 06:00)
先日、ミャンマーに旅行に行ってきたのだが、その際、ミャンマーに入国するにはビザが必要なのだという。ちょっと前まではミャンマー大使館に行って申請しなければいけなかったようだが、この秋からはインターネットから申し込みができるようになったという。
早速、サイトを見てみると、必要になってくるのが証明写真だ。知り合いによると「ビザを申請するには、背後が白の証明写真じゃないといけないようだ。●●社の証明写真機であれば、白バックで撮影できるみたい」というコメントをもらった。
白バックで撮影しなくてはいけないとなると、結構面倒くさい。また、オンラインで申し込むとなると、プリントされた写真をスキャンする必要があり、これまた厄介だ。
「スマホのインカメラで撮ってしまおうかな。それなら無料だし」と思ったが、ビザ申請という正式書類なので、ここはきちんと撮影しておこうという気持ちになった。「オンライン申請するための証明写真をどうやって準備すれば良いのか」という課題を頭の片隅に置いていたら、近所に「スマホ対応証明写真機」というのを発見。早速、カーテンをくぐって中に入ってみた(あとで調べてみたら、DNPフォトイメージングジャパンという会社の機械だった)。
説明によると、証明写真は通常のように撮影するが、証明写真機にはWi-Fiが飛んでおり、専用アプリ(Ki-Re-i ID Phone)をイントールしてから、スマホと証明写真機を接続すると、撮影した画像データを本体にコピーできるようになるという。もちろん、プリントすることも可能だ。
プリントもしくはスマホにデータを持ち帰るだけだと800円、その両方をやろうとすると1000円になるという。早速、「スマホで持ち帰るだけ」を選んで撮影してみた。
撮影自体は普通の証明写真と変わらない。ここではオプションとして、背景の色を選択できるようになっていた。もちろん、白を選択。これで問題なくビザ申請できるはずだ。撮影した画像データはアプリからWi-Fi経由でスマホの画像アルバムにコピーされた。これをスマホからメールでパソコンに飛ばし、パソコンから申請すればOKだ。
実際、金曜の夕方に申請をしたら、翌月曜日にはメールでビザが届いた。ミャンマー政府、結構、仕事が早くてビックリした。過去に仕事で、中国とロシアにビザ申請をしたことがあったが、いずれも窓口対応であったため、かなり面倒だ。申請時にパスポートを渡し、書類ができあがったら、またとりに行かなくては行けないなど、二度手間になるのだ。しかも、大使館は窓口の営業時間が限られており、ピンポイントで行かないといけなかったりする。オンラインで申請できるのは本当にありがたい。
今回、画像データとして、スマホに保存できたことで、再利用ができるというのもありがたい。またオンラインで申請することがあれば、そのまま使えるので便利だ。アプリから、証明写真機に画像を送信して、印刷するという使い方もできるようだ。
スマホが普及したことで、身の回りの機械も、スマホ対応することで、また新たな可能性が広がっているような気がした。