みんなのケータイ

 毎年、この時期になると、今年1年を振り返る記事などが多いけど、今年、話題になったものの一つに「ウェアラブル端末」が挙げられる。前回、「宴席に強い? GALAXY Note 3&GALAXY Gear」という話題を書いたけど、せっかくなので、ライバルとも言える「Xperia Z1&SmartWatch 2」についても少し触れておこう。

 Impress Watch Videoの「ケータイしようぜ!!」をご覧いただいている方なら、ご存知のように、今シーズン、筆者の首からはNTTドコモのXperia Z1 SO-01Fが提げられている。実はしばらくの間、首から提げる端末はauの端末を選んでいたんだけど、久しぶりにNTTドコモにスイッチして、首から提げてみることにした。ちなみに、スイッチと言ってもMNPしたわけではなく、筆者は基本的に主要3社の端末を持ち歩いているので、ポジションが変わったという意味。

 ただ、この首から提げるスタイルというのが意外に危なくて、気をつけていても数カ月で端末にキズがついてしまう。そこで、最近では透明のアクリルカバーを装着しているんだけど、最初に買ったものは手に持ったとき、カバーの角が指と擦れて、痛かったので、結局、他のものに買い直し。量販店の店頭にはいろんなケースが売ってるけど、できれば、実機に装着してから買いたいですよねぇ。

 Xperia Z1の使い心地については、いろいろと言いたいことがあって、個人的にちょっと厳しいと感じたのが電池の持ち。同じ回線で、直前まで使っていたのがAQUOS PHONE ZETA SH-06Eだったというのもあるけど、わりといいペースで減ってくれて、気が付いたら、残り50%を切っていることも少なくない。旅行などで、長時間、充電できないときは、モバイルバッテリーが必須かもしれません。

 ちなみに、Xperia Z1 SO-01Fは当初、グローバル版のようなSTAMINAモードに対応していなかったので、とりあえず、米クアルコムの「BatteryGuru」をインストールして使っていた。今月16日のソフトウェア更新で、STAMINAモードが追加されたので、どれくらい効果があるのかが気になるところだ。

Xperia Z1 SO-01F(右)とSmartWatch SW2。SmartWatch SW2は革のベルトに交換したことで、かなり落ち着きのある印象に(オッサン的という説も……)

 Xperia Z1と組み合わせて使うため、SmartWatch SW2も購入した。従来のSmartWatch MN2も持っていたけど、充電が面倒だったり、腕に付けるにはちょっと……っていうのもあって、使わなくなっていた。今回は画面サイズも大きくなり、ベルトが交換できたり、充電はmicroUSB端子が使えるなど、結構、使いやすくなっている印象。

 ちなみに、SmartWatch SW2は当初、ソニーモバイルがXperiaStoreで販売している「メタルブラックリストバンドバージョン」を買うつもりだったんだけど、これがなかなか買えない。聞くところによると、販売しても瞬殺なんだとか。せっかくキャンペーンで安く買えるのに……。しかたがないので、標準パッケージと別売の「SmartWatch 2 用リストバンドSE20」を購入したんだけど、どうしてもメタルバンドが体験したくて、ソニーモバイルの人にベルトだけをお借りして、試してみました。正直なところ、かなりイイです。重さといい、質感といい、かなり雰囲気が変わります。でも、ベルトだけ買うことができないので、時計屋さんなどで扱っている市販の時計バンドをいくつか買ってみました。ちなみに、ベルト幅は24mmですが、革ベルトなどは少し幅広に作られていることも多いので、22mmベルトの方がいいこともあるようです。

SmartWatch SW2は腕の太いボクにも合うサイズ感が
SmartWatch SW2に別売の「SmartWatch 2 用リストバンドSE20」を装着
SmartWatch SW2「メタルブラックリストバンドバージョン」のメタルバンドのみをお借りして装着。メタルバンドの単品販売はありません
側面からの印象はかなり重厚で、存在感バツグン

 SmartWatch SW2の機能の説明については省くけど、ほぼ毎日、腕に付けて、使いはじめて気付いたことがいくつかある。たとえば、着信にすぐに気付くようになった。筆者は普段、マナーモードのまま、使っていて、鳴らしたいときだけ、マナーモードをオフにするという使い方をしている。そのため、着信に気付かないことが多く、特にスマートフォンになってからはバイブの振動が弱いからなのか、今まで以上に不在着信になってしまうケースが増えている。まあ、原稿催促の電話は出たくないんだけど(笑)。

 また、ボクは主要3社の端末を常に持ち歩くことにしているのに、たまにその内の1回線を持たずに外出してしまうということがあったんだけど、SmartWatch SW2を腕に付けていると、Xperia Z1とのリンクが切れると、バイブで知らせてくれるので、気が付くようになった。Xperia Z1とSmart Watch SW2の解説では「置き忘れ防止になる」が語られているけど、ボクの場合、首から提げているので、さすがに外出先で置き忘れることはなく、その代わり、持っていき忘れることを防止できているわけ。

バックル部分にはソニーのロゴ。ベルトの両サイドにあるボタンを押すと、ロックが外れる構造を採用
こんな感じで着信が見えるので、しっかりと気付く。でも、これを忘れると……

 ただ、残念ながら、この逆のパターンを最近、やってしまった。ボクは元々、腕時計が好きで、いつもはスマートウォッチじゃない普通の腕時計を付けている。そのほとんどが金属のケースに金属のベルトという組み合わせなので、それなりに重量があり、装着感もある。そんなこともあって、飲み会なんかでは時計を腕から外しちゃうことがあるんだけど、重量と装着感のおかげか、今まで一度も忘れたことはなかった。ところが、12月のある日の宴席で、いつもの感覚でSmartWatch SW2を外してしまい、そのままタクシーで帰宅。タクシーから降りるときに「何時かな?」って腕を見たら……、SmartWatch SW2がない! すぐにお店に電話して、翌日、受け取りに行きました(笑)。その節はお騒がせしました。>お店の方

 まあ、そんなわけで、SmartWatch SW2を身につけていると、Xperia Z1 SO-01Fの置き忘れ(持っていくのを忘れる)を防ぐことはできるけど、SmartWatch SW2の置き忘れはXperia Z1 SO-01Fで気が付かないという話でした。一応、ステータスバーにはリンク切れのアイコンが出るんですけどねぇ。みなさんも年末年始は飲み過ぎ、食べ過ぎ、忘れ物にご注意ください。