Eye-Fiとの組み合わせにも相性が良い気がするiPhone

2010年6月17日 06:00
(白根雅彦)
NEX-5とEye-Fi Pro X2。撮影すると無線LANを通じて写真をアップロードできる

 最近、ソニー製のレンズ交換式カメラ「NEX-5」を購入した。購入の目的は主に仕事のためだが、せっかくなので仕事以外でも持ち歩き、いろいろな写真を撮ってみるのも悪くない。

 そしてどうせなら、ケータイで撮ったときのように、NEX-5で撮った写真も、その場ですぐに写真共有サービスにアップロードしたりTwitterに投稿できないかなぁ、と思い、無線LANを利用した自動アップロード機能付きのSDカード「Eye-Fi Pro X2」を組み合わせて使うことにした。

 Eye-FiはSDカードの形状をしているが、無線LAN機能が内蔵されていて、撮影・保存された写真を、写真共有サイト「Flickr」などに自動アップロードする機能がある。自宅の無線LANはもちろん、外出先ではモバイルWi-Fiルータも利用可能だ。バッテリの問題があるので、外出中にモバイルWi-Fiルータを付けっぱなしで運用するのは難しいが、しかしカードの差し替えやケーブル接続をせずに、撮った写真が次々に自動アップロードされていくのはなかなか便利である。

 ただ、撮った写真がすべてFlickr上で公開されるのは都合が悪い。失敗したショットや公開されては困るショットもある。そこで便利なのが、Flickrの公式iPhoneアプリだ。

 Flickrアプリでは、自分のアカウントでアップロードされた写真をサムネイルで表示させつつ、1枚1枚について公開・非公開の設定やコメントの追加などを行える。Eye-Fiではあらかじめ非公開設定でFlickrにアップロードをするようにして、その後iPhoneのFlickrアプリで必要な写真だけ公開すれば良いのだ。アプリなので、Webで設定するよりもスムーズに操作できる。

FlickrのiPhoneアプリでアップロードされた画像を確認必要に応じて公開・非公開などを変更する

 このやりかた、それなりに簡単で応用も利かせやすいと思う。iPhone 4ではカメラ性能も向上するようだが、それでもレンズ交換カメラのような撮り方はできないだろうから、NEX-5+Eye-Fiと連携できるアプリはiPhone 4でもそれなりに使い勝手が良いと思われる。もっとも、本当はiPhoneでもiPad Camera Connection Kitのようなものが使えればもっと楽なのだけど……。