みんなのケータイ

家族旅行もLightning一本勝負

【iPhone 7】

 どうやら、今年のスマホ業界は8月中旬以降が忙しくなるらしい。新製品発表会ラッシュが続く模様で、スマホ界隈は“市場の終わり”が見えるどころか、勢いを増している感がある。

 例年通りであれば、9月頃にiPhoneの新製品が発表されるだろうし、Andoroidメーカーも8月中に主力商品をお披露目しようと急いでいるようだ。スマホ業界の宴はまだまだ続く。自分も、この業界から、はじき飛ばされないよう、各メーカーの発表会に積極的に参加し、刮目していこうと思う。

 お盆を過ぎたあたりから、毎週のように新製品が発表されることもあり、今年はちょっと早めの夏休みをとることにした。

 先日、1週間ほど家族旅行に出たのだが、今年はノートパソコンを持参せずに、iPad Pro 10.5インチとiPhoneだけを持って行くことにした。前回も書いたが「Lightningケーブル一本勝負」として、Lightningケーブル1本のみですべての充電をまかなうことにした。

 家族旅行中、原稿を書いたり、メールの返事をしたり、調べ物をしたり、動画や音楽を聴いたりしたが、iPad ProとiPhoneがあれば、なんとかなってしまうものだ。本当に日本語に対応したスマートキーボードが役に立っている。

RAYZ Rally

 もう一つ、旅行先で便利だと感じたが、買ったばかりのパイオニアのスマートカンファレンススピーカー「RAYZ Rally」だ。

 このスピーカー、Lightningケーブルに挿入し、電力はiPhoneやiPadからまかなう仕様となっている。これまでも旅先にスピーカーを持ち込んだことはあったが、Bluetooth接続で充電が必要だったり、接続に一手間かかったりと、結局、使わなくなってしまっていた。

 RAYZ Rallyであれば、ケーブルを挿入するだけでいい。コンパクトなサイズなのだが、意外と音量はしっかりとしている。ホテルの部屋ぐらいであれば、充分に満足できるレベルだ。

 気に入っているのが、Lightningケーブルに挿入して使えるだけでなく、Lightningの充電ポートも備わっているため、充電しながら使うといったことも可能なのだ。そのため、充電ケーブルをスピーカーに刺しっぱなしにして、iPhoneやiPadに挿入しておけば、本体の充電もいつの間にか完了するようになっている。

 本来、「カンファレンススピーカー」なので、ハンズフリー通話用のマイクとスピーカーという使い方がメインだ。実際にiPhoneに挿入して、ハンズフリーの通話をしながら、iPad Proでペンを使ってメモをとるという使い方もした。旅先だけでなく、1人でこもって仕事をする環境であれば、ハンズフリー用のデバイスとして最適だ。もちろん、複数人が参加する会議用のスピーカーとマイクという使い方もアリだろう。

 また、ボタンが1つあり、音楽の再生や曲送り、通話のミュートなどもできるのが便利。価格や1万円ちょっとだが、コストパフォーマンスはかなりイイと感じた。

 とにかくコンパクトで余計な充電機器がいらないだけに、8月中旬以降の出張のお供として大活躍してくれそうだ。