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「更新ありがとうポイント」、データ端末は受取忘れに注意
2016年7月7日 06:00
6月下旬、筆者が普段使いしているドコモの携帯電話宛に「更新ありがとうポイント」の付与対象となる旨を知らせるSMSが届きました。
更新ありがとうポイントは、ドコモが2016年6月より提供を開始している「フリーコース」と「ずっとドコモ割コース」の2つのコースのうち、定期契約(いわゆる2年縛り)がある「ずっとドコモ割コース」を選択した場合に付与されるdポイント。更新ありがとうポイントの付与タイミングは定期契約(2年間)の更新月のあとに設定されており、付与されるポイントは機種変更時の割引などに使うことができます。
過去に本コーナーでもご紹介したように、筆者のドコモスマートフォンで使っている回線の契約満了タイミングは2016年3月31日。このため、契約解除に伴う解除料が発生しない更新月は2016年4月と5月になります。
ドコモの「更新ありがとうポイント」は2016年6月よりポイントが付与されることを覚えていたため、「あれ? 更新ありがとうポイントは2016年6月以降に更新月を迎える回線が対象なのでは?」と不思議に思い、注意深くSMSの内容や記載されているリンク先を確認した上で、念のためにドコモのサポートセンターにも問い合わせを行ったところ、SMSは確かにドコモから送信されたものであるということが確認できたため、SMSに記載されているURLにアクセスしてポイントの受取手続を行うことに。
更新ありがとうポイント受取のための手続はスマートフォン上からすぐに完了。dアカウントへのログインは必要となりますが、dアカウントさえ発行済みであれば、非常にカンタンな手続でポイントを受取することができます。なお、ポイント受取の申込期間は更新月の翌月1日から6カ月目の月末となるため、この期間内に忘れずに手続をする必要があります。
ここでふと疑問に思ったことが一つ。それは、モバイルWi-Fiルーターやデータ通信カードなど、SMSを受取することができない機種で利用中の回線はどうなるの? ということ。ドコモのWebサイトには、新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」のシェアパック子回線の契約でも、更新ありがとうポイントの付与対象となることが明記されています。
SMSの受信に非対応となっているモバイルルーターやデータ通信カードを利用中の場合は、特にSMSによる通知などは行われないため、契約期間満了後の更新月を過ぎたタイミングで、ユーザーがdポイントクラブのWebサイトにアクセスして受取手続を行う必要がある。とのこと。このため、SMSによるお知らせ経由で簡単に受取手続が行えるスマートフォンと比べると、少々手間がかかる点や、うっかりとポイントの受取手続を行い忘れてしまう可能性がある点には注意が必要です。
携帯電話各社の料金体系および割引は、MNP契約者向けの本体代割引や、月額料金の割引などが充実していることを踏まえると、どちらかと言えば既存の契約者向けの還元は寂しいのが実状と言えますが、その中でも「更新ありがとうポイント」は、特別な条件設定なしに、ずっとドコモ割コースにてドコモを使い続ける利用者に幅広く還元される施策と言えるでしょう。
ただ、ここまで幅広いユーザーを対象にした還元であれば、いっそのこと更新月が過ぎたタイミングで自動的にポイントを付与してくれもいいのに……というのは少々欲張りすぎでしょうか。もちろん、ポイント還元がされること自体はありがたいのですが、できれば受取手続なしに還元がされれば言うこと無しですね。