ケータイ用語の基礎知識
第711回:端末購入サポート とは
(2015/6/9 15:35)
ドコモの一部機種には、12カ月以上の契約を続けることを条件に、スマートフォンの購入代金を割引するという制度があります。それが今回紹介する「端末購入サポート」です。
携帯各社では、約2年かけて、毎月割引を適用するサービスを提供しています。たとえばドコモでは「月々サポート」というものがそれで、端末を購入すると、月額利用料に対して一定額の割引が適用されます。そうした割引とはまた別のキャンペーンとして用意されているのが「端末購入サポート」です。
端末購入サポートを利用できるのは、「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」「データプラン(スマホ/タブ)」どちらかに加入していること、そしてデータSパックやシェアパックなど、ドコモが指定するパケットパックのいずれかを利用していることとなっています。
また購入翌月から12カ月経つ前に、解約したり指定されたプラン以外に変更したりすると解除料がかかります。また端末購入サポートを使って購入してから、12カ月以内に他機種へ変更した場合も解除料がかかります。端末購入サポートの規約によれば、スマートフォンを火災や風水害、盗難などによって携帯電話がなくなったり、壊れたりして使えなくなった場合も、解除料は適用されます。端末購入サポート適用後にもし回線を解約する場合は、解除料に加えて、料金プランの解約金(9500円)も支払うことになります。端末を割賦で購入した場合も残債を支払うことになりますが、こうした支払いが発生することは、端末購入時にきちんと理解して、注意が必要でしょう。
こうした仕組みはドコモだけではなく他社にもあります。たとえばソフトバンクの「一括購入割引」も、「一定期間契約を続ける代わりに端末の購入代金を割り引く」という制度です。ソフトバンクの場合は、MNPでの転入(ポートイン)で、一括販売の場合にスマートフォンの購入代金を割り引くというものです。やはり12カ月以上指定のプランでの契約が必要となり、もし解約した場合は、解約料金が必要となります。