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こういうのを待っていた! ユニークなギミック満載のハイエンドスマホ「POCO F4 GT」

個性あふれるスマートフォン「POCO F4 GT」の思わずワクワクしちゃうポイントとは?

近頃のスマートフォンは小さくまとまりすぎてて、なんだか味気ない。もっと刺激的で飛び抜けた何かをもつ端末は現われないものか。そんな風に思っている人に朗報だ。「POCO F4 GT」という、久しぶりにワクワクするようなスマートフォンが登場したのだ!

何がワクワクするって、見た目もそうだし、採用されているハイエンドチップセットもそう。変形(?)ギミック的な仕掛けも間違いなくアナタの心に刺さるハズ。注目してほしい要素があまりにも多いので、もったいつけていても仕方がない。そのワクワクポイントをどんどん紹介していこう。

ハイエンドチップセットにHDR対応120Hz有機ELディスプレイ

Snapdragon 8 Gen 1搭載のハイエンドスマートフォン「POCO F4 GT」

かわいらしい響きの名前をもつ「POCO F4 GT」だが、中身の方はそのイメージとは違って強力だ。心臓部にはクアルコムのハイエンドクラスチップセットSnapdragon 8 Gen 1を採用。最大3.0GHzの高速CPUに最新世代GPUが組み合わされ、普段使いは当然のこととして、3Dグラフィックスを多用した最新のゲームにおいても高いパフォーマンスを発揮する。

ネットワーク周りはデュアルSIMで、各キャリアの5Gに対応し、Wi-Fi 6も利用可能。メモリ8GB+内蔵ストレージ128GBのモデルと、メモリ12GB+内蔵ストレージ256GBの2モデルがラインアップされ、メモリやストレージを潤沢に必要とし、高速な通信も大事な要素となる昨今のアプリもストレスフリーで動作する。

2つの物理SIMを使えるデュアルSIM対応。5Gの対応バンドはn1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78となる

Snapdragon 8 Gen 1というチップについては、発熱が多く本来のポテンシャルを活かせないのではないか、という不安の声がちらほら上がっているようだ。けれど、その点も「POCO F4 GT」では抜かりない。炭素素材とメタル素材を組み合わせた「デュアルベイパーチャンバー」と呼ぶ独自の多層冷却構造の「LiquidCool テクノロジー 3.0」により、チップセットの発熱を効果的に逃し、高い性能を持続的に発揮できるのだ。

重量は約210g。中身がぎっしり詰まったソリッド感ある筐体は、放熱機構にも工夫が凝らされている

高性能なチップセットに合わせて、ディスプレイも高性能なものが搭載されている。6.67型サイズの有機EL(AMOLED)で、解像度は2,400×1,080ドット。DCI-P3やHDR(HDR10+)といった広大な色再現や明度表現を可能にする規格にも準拠している。特に動画コンテンツの視聴では、有機ELならではの自然な発色とともに、鮮やかで精細な映像を楽しめるのだ。

さらに注目したいのはリフレッシュレート。一般的なスマートフォンの2倍となる120Hzとなっていて、グラフィックスが極めて滑らかに描画される。そのうえで最大480Hzのタッチサンプリングレートも実現している。

有機ELディスプレイは映像を鮮やかに映し出すだけでなく、高速な描画も可能にしている

こうした画面の高速描画・高速応答に関わるスペックは、ゲーム以外ではあまり意味がないのでは? なんて思うかもしれないが、実際に使ってみるとそうではないことがすぐにわかる。Webブラウザーでスクロールしたとき、残像のないクリアな文字や画像が常に表示されることで閲覧効率は明らかに高まるし、高速なタッチサンプリングレートのおかげで指の動きに対する追従性も的確かつ軽快だ。映像のブレが少なく、ユーザーの狙い通りに画面操作できることで、疲労感が少なくなるというメリットもある。

素早くスワイプしてもくっきりした映像のままスクロールできる

目の疲労軽減という意味では、1,920Hzという高速な「PWM調光」も大きな役割を果たしている。有機ELの場合、ディスプレイの明るさは発光素子の点滅間隔を長くしたり短くしたりして調整する仕組みになっているが(通常は目で認識できないほど高速に点滅させている)、画面を暗くしたときは発光間隔が長くなるためちらついて見えてしまうことがあり、目の疲労につながりやすい。

しかし、「POCO F4 GT」では高速なPWM調光できめ細かな制御を可能にし、ちらつきを軽減している。夜、就寝前に部屋の明かりを暗くしてスマートフォンを使っている人(筆者含む)もいると思うが、そうした状況でも目に優しく使えるわけだ。

画面を暗くしたときのちらつきを軽減する、超高速なPWM調光の仕組みをもつ

たった17分で100%に達する超高速充電、トリプルカメラも高性能

とはいえ、そんな風に性能が高い分、あっという間にバッテリーを消費して使えなくなってしまう、なんてことでは意味がない。そこで「POCO F4 GT」は、4,700mAhという比較的大容量のバッテリーを搭載するとともに、なんと120Wもの出力をもつ充電器を付属。わずか17分で100%まで充電でき、ゲームをプレーしながらなど負荷がかかっている状態でも27分程度で満充電できるのだ。

120W出力の充電器が付属

友だちとゲームで対戦しているときにバッテリー残量が心もとなくなって充電のために中断せざるを得ず、せっかくの盛り上がりに水を差すこともなくなるだろうし、出かける直前にバッテリーが残り少ないことに気付いて出発時間を遅らせる、みたいなトラブルも減らせる。充電器自体、取り立てて大きいわけではなく十分に持ち運べるサイズ・重量なので、旅行先でも高速充電による利便性の高さを実感できるだろう。

充電器の重さは185gで、持ち運びが苦になるようなものではない

ちなみに付属している充電ケーブルはL字タイプで、接続時にコネクタが大きく飛び出ないようになっている。充電しながら「POCO F4 GT」本体を横置きで手に持ってゲームするときにコネクタやケーブルが邪魔にならないように、という配慮だが、意外と普段の充電シーンでも取り回しがコンパクトになるので、ケーブルを邪魔に感じにくくなるという副次的な効果があったりもする。

本体を横に構えたときも邪魔にならないL字ケーブル

そして、スマートフォンでもう1つ重要な機能といえばカメラ。「POCO F4 GT」の背面には3つのカメラが搭載されていて、そのどれもがやはり高性能だ。メインとなる広角カメラはソニー製のIMX686センサーを採用し、約6,400万画素という高精細な画像が得られるうえ、高速・高精度なオートフォーカスも可能にしているもの。あとの2つは約800万画素の超広角カメラと、約200万画素のマクロカメラだ。

約6,400万画素のメインカメラ(左)に、超広角カメラ(中央)、マクロカメラ(右)のトリプルカメラ構成

超広角カメラは約120度の視野角で被写体を広く捉え、自然の景色をダイナミックに表現したり、建物内を隅々まで見渡せるようにしたいときに活躍する。また、マクロカメラは肉眼では視認するのが難しい被写体の細部を克明に映し出してくれる。植物や昆虫など、普段目にできないミクロの世界を観察するのに役立ってくれるだろう。

メインカメラの撮影例

超広角カメラの撮影例

マクロカメラの撮影例

AI機能によりシーンを自動判定し、画面左側に黄色のアイコンで表示。最適な画質で撮影できる

さらに動画は4K/60fpsやフルHD/120fpsで撮影できるだけでなく、HD画質時には最大960fpsというスローモーションビデオの撮影も可能で、被写体の高速な動きも精緻に映像に収められる。マクロカメラではHD画質での動画撮影が可能なので、いろいろと楽しみの幅が広げられそうだ。

ずっと眺めて、触れていたくなる個性的なデザインとギミック

ところで正直に言うと、実は筆者が性能よりも先に魅力に感じてしまったのが、「POCO F4 GT」の筐体デザインだった!

ボディカラーはステルスブラック、ナイトシルバー、サイバーイエローの3色展開で、このうちナイトシルバーとサイバーイエローを試用したのだが、どちらも背面は単純に塗装されたものではない複雑な素材感。写真では気付きにくいのだけれど、手前に半透明がかったマットなガラス層があり、奥にシルバーやイエローの塗装面があるようなイメージだ。

シルバーのメタリックな雰囲気もカッコいいが、サイバーイエローはイエローと言いつつも見る角度によってゴールドともオレンジともとれるような色合いに変化し、いつまでも眺めていたくなる不思議な魅力がある。

サイバーイエロー

角度を変えると表情がさまざまに変化する

ナイトシルバー

加えて、カメラレンズの周辺に設けられたRGBライト「Xファクター」もユニークだ。これは、着信時、通知受信時、充電時のほか、「ゲームターボ」というゲーム向けの動作最適化機能を利用している時に光らせることができるもの。「POCO F4 GT」らしい、まさにゲーミングなライティング機能だ。他のスマートフォンとはひと味違う演出で、本体の目を引くデザインとともに所有感を増してくれる。透明のスマホカバーが製品に同梱されているのも、この凝った背面デザインを心ゆくまで堪能してほしいというメーカーの思いがあるからに違いない。

カメラレンズ周りに埋め込まれたRGBライト「Xファクター」

「LEDライト」の設定画面で光らせる色やタイミングなどを変えられる

ソフトな透明スマホカバーが付属。背面のデザインを隠すことなく、いつまでもきれいなまま使える

でもって、さらに面白いのが「マグネット式ポップアップトリガー」だ。本体右側面に用意されている2つの物理ボタンと、それとセットになっているスライド式スイッチがそれ。普段は本体に収納しておいて、使いたいときにスライド式スイッチで出現させる、というギミックになっている。本体を横置きにしたときに、ちょうど両手の人差し指で押しやすい位置にくるこの物理ボタンは、ゲームパッドのLRキーのようなスタイルで使うことが可能だ。

「マグネット式ポップアップトリガー」は、その横にあるスライド式スイッチをカシャッと動かすと出し入れができる

ゲームパッドのLRキーのような使い方が可能

スライド式スイッチをカシャッと動かすことでピコッとボタンが出たり引っ込んだりする感触がなんとも気持ち良くカッコいい。そう思いながらつい意味もなくカシャカシャ動かしてしまう。

それはともかくこのポップアップトリガーは、先ほどの「ゲームターボ」機能のなかからゲーム画面内の任意エリアのタッチ操作に割り当てることで、操作性をぐっと高めることができる。たとえばアクションゲームの攻撃ボタンのタップ操作に割り当てれば、画面タッチでは得られない実感の伴う操作になり、画面を指で遮ることもなくなるので隙も減らせる。

ゲームプレイ中にスワイプ操作で「ゲームターボ」機能を呼び出し、下に見える「ポップアップトリガー」をタップ

左右のポップアップトリガーそれぞれに、画面内のどこをタップしたことにするか、という割り当て設定が可能

ポップアップトリガーはゲーム以外でも活用できる。たとえばカメラの起動や動画撮影の開始、LEDライト(懐中電灯機能)のオンオフなど、あらかじめ用意されたいくつかの機能を割り当てることが可能だ。2つのボタンそれぞれで長押しと2回押しの2パターン、計4つの機能を割り当てられ、日常の使い勝手も間違いなくアップさせられる。

ポップアップトリガーは端末機能のショートカットボタンとしても利用できる

指紋認証機能、高耐久ガラスも採用の安心感ある楽しい1台

紹介したい機能はまだまだある。端末の上下(横置きにしたときは左右)それぞれにツイーターとウーファーを設けたクアッドスピーカーシステムで、しっかりと“聴かせてくれる”ステレオサウンドを再生してくれるのだ。解像感が高く抜けの良い中高音域を再現し、ゲーム中のBGMや効果音はかなりのクオリティ。

動画コンテンツも、音声中心のドラマやトークバラエティはセリフが聞き取りやすく、高い満足感が得られる。イヤフォン端子はないものの、充電ポートからイヤフォン端子を取り出すアダプターが付属しているので、手持ちの有線ヘッドフォンをそのまま利用可能だ。

ツイーター×2とウーファー×2のステレオスピーカーが内蔵

周りに迷惑をかけたくないときは、付属のアダプターを使ってヘッドフォンを接続しよう

これだけエンタメ寄りな機能・性能をもちながらも、電源ボタン一体型の指紋認証機能というしっかりしたセキュリティ機能を備えているのもポイントだ。端末画面が消灯したロック状態であっても、指紋登録した指で電源ボタンに触れるだけで瞬時にロックが解除。それと同時にホーム画面が表示され、即座に使い始められる。

電源ボタンには指紋認証センサーが内蔵

軽く電源ボタンに触れるだけでロック解除し、ホーム画面が表示

ちなみにディスプレイガラスはCorning Gorilla Glass Victusで、耐落下性・耐擦傷性ともに従来型の数倍の強度をもつなど画面割れや傷に一段と強くなっている。ヘビーな使い方にも耐えられそうだが、もし画面が破損してしまっても端末購入後6カ月間は無償交換してくれるサービスが付帯しているので、そういう意味でも安心の多い端末と言える。

Corning Gorilla Glass Victus採用のフラットなディスプレイガラス

ハイエンドなチップセットなどを搭載したパワフルさとともに、RGBライトの「Xファクター」や「マグネット式ポップアップトリガー」などのギミックももつ、個性的なスマートフォンの「POCO F4 GT」。デザインにも文字通り光るところがあり、我々ユーザーを引きつけてやまない要素がこれでもかと詰め込まれていて、まさしく「こういうのを待っていた!」と言いたくなる1台だ。使いながらなぜかニヤニヤしてしまう楽しいスマートフォンと久々に出会えたなあ、という感じだ。