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iPhoneにサブ回線を! IIJmioの「音声eSIM」が登場したぞ!!

IIJmioの「音声eSIM」が早くて安くてかんたん、らしい!

 近頃は「eSIM」というワードをよく目にするようになった。従来のカード型の物理SIMと違って、eSIMは端末内部に埋め込まれたチップに、あとからデータを書き込むことでSIMとして機能させられるものだ。最近のAndroidスマートフォンやiPhoneではeSIM対応の動きが広がっており、多くの人が利用しやすい状況になってきている。

 そんなところに 10月25日から提供を開始したのが、IIJmioの「音声eSIM」 。データ通信のみの「データeSIM」はすでに提供されていたが、 新たに音声通話も可能なeSIMが使える ということで、メイン回線にも、サブの音声通話回線にも利用しやすくなったと言える。「音声eSIM」なので、携帯電話番号をそのままで乗り換えられるMNPにも、もちろん対応している。

 しかも、iPhoneならeSIMをアクティベートするのにQRコードを使わずに済み、それこそ 端末1台だけで手続きが完結してしまう という「オマケ」付き。そのサービスの中身を見てみよう。

eSIM対応のスマートフォンは続々と拡大中。IIJmioでも対応状況を随時アップデートしている

eSIMにすると何がいいの?

 はじめに、eSIMがなぜ注目されているのかをあらためてざっくり解説しておくと、 eSIMには従来の物理SIMにはないいくつものメリットがある 、というのが大きい。

 SIMスロットに差し込む手間がなく、そもそも手続きはオンラインで完結するので、物理SIMのように 到着を待たずにすぐ使い始められる

 海外に行ったときは、物理SIMをわざわざ現地の店頭で購入することなく事前に手元で設定できるし、端末によってはSIMとeSIM、もしくは2つのeSIMを同時に扱うデュアルSIM(デュアルeSIM)にして、それぞれを用途や状況に応じて使い分けられたりもする。

物理SIMだと利用するまでの手順が多かったりするのがネック

 たとえばこの2022年は通信障害がたびたび発生したこともあり、緊急時に備えて複数のキャリアを利用できるようにしておくことの重要性に気付いた人もいると思う。

 モバイルネットワークの障害時に都合良くWi-Fiが使える場所にいるとは限らないし、どうしても電話連絡が必要なケースもあるだろう。

 そんなとき、メイン回線のほかに、もう1つ別のキャリアの音声通話回線を格安なプランでもいいので用意しておけば、 トラブルの影響を最小限に抑えられる はずだ。

 2台のスマートフォンを持ち歩く、あるいは物理SIMを持ち運んで適宜差し替える、といった方法もある。でも、デュアルSIMならそんな面倒は一切なし。

 サブ回線(バックアップ回線)を用意しておくことは大事で、さらにeSIMを活用して手間なくバックアップ回線を利用できるようにするのが、今や生活必需品のようになっているスマートフォンを活用していくうえでは理想的ではないだろうか。

せっかく端末がeSIMに対応しているなら、その利便性を享受したい

IIJmioの「音声eSIM」がどれだけおトクかチェック!

 そんなわけで、新しく始まったIIJmioの「音声eSIM」は、メイン回線に使うのにも、緊急時などに備えたサブ回線として使うのにも、ちょうど良さそうなサービスとなりそうだ。

 じゃあ具体的なその中身は? というと、プランとしては「IIJmioモバイルサービス ギガプラン タイプA」というものになる。KDDIのネットワークを利用した音声通話とデータ通信、SMSのやり取りが可能なサービスだ。

 気になる料金は以下の表にある通り。 月額基本料金はデータ通信「2GB」のプランが最安の「850円」 で、これは既存の物理音声SIMと変わらない料金だ。

音声eSIMプラン(タイプA、データ通信+SMS+音声通話機能)
データ通信量価格(月額)
2GB850円
4GB990円
8GB1500円
15GB1800円
20GB2000円

 新規の契約時には、ここに通常だと初期費用3300円、SIMプロファイル発行手数料220円などが加わるので、 初月の料金は「4370円」から となる。

 SIMプロファイル発行手数料は物理SIMが400円以上かかるので、eSIMは少し安価だ。そして、2カ月目以降は月額基本料金の850円~ぽっきり。音声通話料は30秒あたり11円となっている。

音声eSIM(タイプA)1回線分の費用(※実際にはこれにユニバーサルサービス料が加わります)

 では、スマートフォンがデュアルSIMに対応しているとして、新たに2回線まとめて契約すると料金はどうなるだろうか。

 ここではバックアップ回線として機能させることも見越し、ドコモ回線のタイプDを物理音声SIMで、タイプAのプランを音声eSIMで契約してみることにする。同じように費用をグラフにしてみた。月額料金はとてもリーズナブル。でも、初期費用のインパクトがちょっと大きく感じられるような……。

音声SIM(タイプD)+音声eSIM(タイプA)2回線分の費用(※実際には月額料金にユニバーサルサービス料が加わります)

 ところがIIJmioでは、 2022年11月30日までeSIMの初期費用3300円が550円になる(2750円割引)キャンペーン が実施中だ。

 なので、初月料金は 1回線のeSIMで「計1620円」から とぐっと安価に。

 11月1日からは 物理SIMについても初期費用が半額の1650円になるキャンペーンが実施される ので、物理SIMとeSIMの2回線にしても「計4553.4円」からとなり、かなりお得感が出てくる。

【キャンペーン適用】音声eSIM(タイプA)1回線分の費用(※実際にはこれにユニバーサルサービス料が加わります)
【キャンペーン適用】音声SIM(タイプD)+音声eSIM(タイプA)2回線分の費用(※実際にはこれにユニバーサルサービス料が加わります)

 また、音声通話は標準で30秒あたり11円となっているけれど、「通話定額オプション」を追加することで、頻繁に電話をかける場合でも電話料金を抑えられる。

 たとえば 1回5分以内の国内通話が無料になる「みおふぉんダイアル通話定額5分+」は月額500円 なので、1カ月にトータル23分間以上電話するようなら節約できる可能性が高い。

 デュアルSIMの場合はメインの回線の方だけ通話定額オプションありにする、という契約でもいいだろう(後述する「通話定額オプション割引」キャンペーン利用で7カ月間410円割引されることも含めて考えると、無条件でオプション追加してもいいくらいかもしれない)。

一定時間までであれば無料で何度でも通話できる「通話定額オプション」が追加可能

 そしてさらに、2回線以上契約していると「データ容量シェア機能」も活用できる。

 これは、同一契約のなかで、各回線のデータ容量をシェアできる機能だ。異なる回線のタイプ、今回の例でいえばタイプDとタイプAの2回線をデュアルSIMで利用している場合でも、もちろん問題なく相互に分け合える。

「データ容量シェア機能」を利用すれば、複数もっている自分の回線、または家族用にもっている回線と相互にデータ容量を分け合える

 なので、利用する機会が少なかったサブ回線のデータ容量も、メイン回線でデータ通信を使いすぎたときにシェアして使える。つまり無駄なくデータ容量を使いこなせるし、余ったとしても、翌月に繰り越せる。

 2回線もあると無駄になるかも……なんて心配になるかもしれないけれど、このデータ容量シェア機能を上手に使えば余った分を有効活用しやすくなるため、むしろデータ容量の大きいプランで契約する必要がなくなって節約につながる可能性もあるのだ。

 ちなみにインターネット光回線の「IIJmioひかり」とセットで契約することで、 月額基本料金が(光回線1つにつき)660円割引される「mio割」 が受けられる、ということも覚えておきたい。

 宅内にインターネットにつながるWi-Fiも用意しておけば、契約プランの「ギガを消費」することなく快適にスマートフォンを使えるうえに、もう1つのバックアップ回線としても機能するので、まさに万全の環境が整う。

iPhoneなら端末1台で音声eSIMの手続きが完結!

 音声eSIMの申込みは実にかんたん。本人名義のクレジットカード、免許証などの本人確認書類、音声eSIMを使いたいスマートフォン(eSIMに対応するSIMフリー端末か、eSIM対応のSIMロックが解除された端末)を用意し、IIJmioの申込みページの指示に従って必要事項を記入していくだけ。

 すでに説明したように、eSIMはこうしたオンライン手続きのみで利用(アクティベート)可能になるので、どこかの店頭に足を運ぶ必要もないし、申込みしてから数日後に送られてくる物理SIMを待つ必要もない。 その場で即日開通し、即使い始められる のだ。

IIJmioの音声eSIMの申込みページ。わかりやすい画面で費用を確認しながらオプション追加も可能

 ただ、eSIMの申込み手続きではこれまで、1つだけどうしても手間取りやすい部分があった。それは、オンラインで手続きする過程で、端末を使ってQRコードを読み取るという部分。

 アクティベート用のQRコードを画面に表示することになるのだけれど、もし手元にネット接続できる端末が1台しかなく、それがeSIMを使いたい端末そのものであったとき、QRコードをカメラで読み取ることができない。

 そのため、いったんQRコードの画面を紙にプリントして読み取るか、家族のスマートフォンを一時的に借り、そこにQRコードを表示させて読み取る、みたいな回りくどい手順が必要だったのだ。

この写真はあくまでもイメージだが、QRコードを画面に表示しても、他にカメラで読み取る端末がなければアクティベートできない

 でも、IIJmioの音声eSIMのiPhoneを使った申込み手続きにおいては、QRコードを使ったアクティベート方法だけでなく、「アクティベーションコード」というテキストをコピー&ペーストすることでアクティベートすることも可能になった。

 つまり、プリントしたりほかの端末を用意したりすることなく、 iPhone 1台のみで手続きを完結させられる というわけ。申込み完了後のアクティベートの方法については以下の手順を参考にしてほしい。

初期設定に必要な「My IIJmio」アプリをインストールしておく
Webページでの申し込み完了後、受信するメールにあるリンクから「アクティベーションコード」確認ページにアクセス
Wi-Fiに接続した状態で設定アプリの「モバイル通信」→「モバイル通信を設定」を選択
次に、ここではいったん「QRコードを使用」を選び、スキャン画面になったら「詳細情報を手動で入力」をタップ
そうすると「アクティベーションコードを入力」の画面になる
アクティベーションコードの確認ページに戻り、「アドレスコピー」と「コードコピー」ボタンを押して1つずつコピーする
アクティベーションコード入力画面に2つのコードを貼り付け、画面に指示にしたがって進める
続いてAPN設定のために、「My IIJmio」アプリで構成プロファイルをダウンロード
iOSの「設定」アプリから「ダウンロード済みのプロファイル」を選択
「インストール」で音声eSIMが利用可能に

安心の通信品質の音声eSIMを、今すぐおトクに始めよう!

 各種キャンペーンで料金はぐっとおトクになり、しかも申込み手続きがオンラインで即日開通するうえ、iPhoneなら端末1台だけでアクティベートができてしまうのがIIJmioの新しい「音声eSIM」のポイントとなる。

 今はまだeSIM対応のスマートフォンを所有していない場合でも、IIJmioでは対応端末の購入とセットでeSIMを申し込むこともできるので、ぜひチェックしてみてほしい。

 今回はiPhoneで音声eSIMを利用するケースをメインに紹介したけれど、 IIJmioの音声eSIMはAndroidスマートフォンにも、もちろん対応している

 最近はほかのMVNOなどでも音声eSIMの提供が始まっているところ。それぞれに特徴のあるサービスで、独自のキャンペーンを実施していることもあって迷うかもしれない。

 ただ、IIJmioは「J.D.パワー携帯電話サービス顧客満足度調査」の「MVNO部門」において総合満足度第1位を、「JCSI第2回調査」の「MVNO業種」において顧客満足スコア第1位を、どちらも2021年と2022年の2年連続で獲得するなど高い評価を受けている。通信品質の高さは折り紙付きで、いつでも安心して使えるのは魅力だ。

キャンペーン情報をおさらい

 最後に、今回のIIJmioの音声eSIMに関わるキャンペーンをあらためて紹介しておきたい。まず2022年11月1日~30日までに音声eSIMを申し込むと、 「初期費用割引特典」により通常3300円の初期費用が550円 となる。2750円引きというのはなかなかにインパクトのある割引だ。

 また、キャンペーン期間中に通話定額オプションを申し込むと、 7カ月間の月額料金が410円引きとなる「通話定額オプション割引」キャンペーン を実施。

 キャンペーン期間中にMNPで転入すると同時に端末も購入する場合、 対象端末が特別価格で手に入る「スマホ大特価セール」キャンペーン もある。

 初めてIIJmioを契約する人は、音声eSIMを含むIIJmioのSIMの回線を、2回線以上を同時に申し込むと、 1000円分のギフト券(電子)がもれなくあたる「ギフト券プレゼント」キャンペーン も見逃せないところ。

 続く11月1日から31日までは、以上の「初期費用割引特典」「通話定額オプション割引」「スマホ大特価セール」「ギフト券プレゼント」の各キャンペーンは継続しつつ、「初期費用割引特典」については 物理SIMも対象になり、通常3300円のところ1650円と半額になる 。物理SIMとeSIMのデュアルSIMで運用しようと思っている人にぴったりの施策だ。

 これを機に、おトクにeSIM生活をスタートさせてみてはいかがだろうか。