特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】12年前の「パケ・ホーダイ ダブル」はいくらだったのか

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 2009年1月27日、NTTドコモが「パケ・ホーダイ ダブル」の改定を発表しました。パソコンに携帯電話を繋ぎ、ネットへ接続する際の通信料はそれまで青天井でしたが、この発表をもって、定額に含まれるようになったのです。では、その料金はいくらだったのでしょうか。

 というわけで、さっそく当時の記事を読み返してみると……。

 「パケ・ホーダイ ダブル」は2008年10月に登場した段階制の定額プランです。月額基本料と別に、パケット定額料として、月額1029円~4410円(税込、以下同)で利用できるようになっていました。その通信量は1万2250パケット~7万1250パケット。といっても、2021年の今となっては「パケット」がどれくらいの通信量だったのか、ちょっとピンと来ません。

 1パケットは128byteです。つまり「パケ・ホーダイ ダブル」の通信量は約1.5MB~約9MBでした。

 現在からすると、とんでもなく小さい通信量に思えますが、当時はまだiモード時代。フィーチャーフォンではその程度の容量で一定の需要をまかなえたわけですね。しかし、パソコンに繋ぐとなれば話は別。一気に通信量が増えることになります。

 事実、2009年1月27日に発表された「パケ・ホーダイ ダブル」の改定では、パソコンに携帯電話を繋いだ通信も定額対象となりましたが、その額は最大1万3650円。さすがの金額設定です。

 というわけで、駆け足で振り返ってみましたが、フィーチャーフォン時代と比べると、2021年3月に登場する「ahamo」は20GBで2980円はずいぶんおトクに感じてしまうかも。これからの料金面の進化も楽しみなポイントです。