特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】緊急地震速報などを携帯に一斉配信する「エリアメール」が始まった日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 今から13年前の2007年12月10日、NTTドコモは気象庁の緊急地震速報などを一斉配信する「緊急速報『エリアメール』」の提供を開始しました。

 エリアメールは、気象庁が配信する緊急地震速報を、強い揺れが予想されるエリアに一斉配信するサービス。現在はさらにサービスが拡充され、津波警報、特別警報、国の各省庁や地方公共団体が配信する災害・避難情報などの配信にも対応しています。

 エリアメールの提供開始時は、配信に5~6秒かかるCBS(Cell Broadcast Service)方式が用いられていましたが、現在は、より早く(3~4秒)通知されるETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)方式で配信されています。

 今ではどのキャリアの携帯電話でもたいていは緊急地震速報を受信できますが、携帯電話で緊急地震速報を受信できるサービスは、ドコモがはじめてエリアメールとして提供を開始しました。

 なお、auでは2008年3月25日より全国で、ソフトバンクでは2010年8月25日に一部エリアで同様のサービスを開始しています。余談ですが、エリアメールという名称はドコモの登録商標となっているため、auやソフトバンクでは「緊急速報メール」の名称で提供されています。