特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】2000年10月12日は、ソニーが2代目「AIBO」を発表した日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 2000年10月12日は、ソニーがペットロボット「AIBO」の第2世代型「ERS-210」を発表した日です。

第1世代「ERS-110」(左)第2世代「ERS-210」

 AIBOはソニーが開発、販売する動物型ロボット。1999年に初代が発売されて以来、人気を誇るいわゆるペットロボットといわれるもののさきがけです。第2世代型では、パソコンとの連携が強化されアイボが自分に搭載されたカメラで撮影した写真の閲覧や、AIBOの動作をプログラミングできるソフトウェアが新たに利用できるようになりました。

 20年以上も前、初代AIBOの開発中には、類似の商品がなかったこともあるのか、ソニー内部で「ソニーはおもちゃメーカーじゃない」と半ば笑われながらも作り続けたというエピソードをかつてあるテレビ番組で耳にしたこともありますが、20万円を超える高額にも関わらず、一大ヒットにつながったことを思うと、枠にとらわれない発想の重要さを現しているとも受け取れます。

 現在でも初代・2代目の飼い主は存在しており、ソニーは修理サービスの終了を発表しているものの、AIBOの修理を請け負う会社もあるようです。

 2017年には装い新たに「aibo」として復活。より実際の犬に近いデザインになったほか、スマートフォンアプリと連携して家族の見守りやセコムホームセキュリティの機器と連携し状態の確認やアプリからAIBOを遠隔操作して宅内の確認などが可能になるなど、実用的な機能を装備して大幅な進化を遂げました。

 一度は撤退してしまいましたが、再び戻ってきてくれたaibo。ソニーには今後もこんな夢のある製品をぜひ期待したいところです。