レビュー
「OPPO A5 5G」レビュー、6.7インチ大画面と約6000mAhバッテリー搭載で3万円台の衝撃
2025年12月5日 00:00
オウガ・ジャパンはOPPOブランドのエントリーモデルスマートフォンの最新モデル「OPPO A5 5G」を12月4日より発売する。公式サイトでの直販価格は3万2800円。そのほかMNOからはKDDI(au、UQモバイル)、ワイモバイル、楽天モバイルが取り扱うほか、MVNOでの提供もある。
本体の大きさは約76×8.0×166mmで、重さは約194g。ディスプレイサイズは6.7インチ(1604×720ドット)で、手で持ってみるとやや大型な印象。ベゼルの幅、特に画面下部は実測で約5.6mmと気になる。とはいえ、3万円台前半の価格帯のスマートフォンと考えれば納得できる仕様だ。
本体カラーは「グリーン」と「ホワイト」の2色をラインアップ。グリーンはマット加工が施されており、柔らかなカーブを描くプリズム状のテクスチャーで、見る角度にあわせて光が揺らいで見える仕上がり。今回試用機として貸し出されたホワイトは大理石のような見た目で、触り心地もサラサラとして、高級感のある仕上がり。
本体右側面には指紋認証センサー一体型の電源ボタンと音量ボタンを装備。SIMスロットは本体左側面に配置されており、SIMを使ってトレーを取り出すタイプ。
排他的デュアルSIMカードスロットになっており、nanoSIMを2枚セットできるほか、片方にmicroSDもセット可能。最近はハイエンドでも物理SIMは1枚しかセットできないモデルも多いため、物理SIMでデュアルスタンバイをしたいユーザーにはありがたい
また本体底面にはUSB Type-Cのほか、3.5mmのイヤホンジャックを装備しているので、有線イヤホン愛用者にはうれしい仕様だ。
ディスプレイは液晶パネルで、ピクセル密度は264ppi。6.7インチと大画面ながらHD+のため、ピクセル密度はハイエンドと比べると低いが、ウェブサイトの文字などでドット感を感じるほどではない。
リフレッシュレートは最大120Hzで、最大輝度は1000nit。やや暗いスペックではあるが、屋外での通常使用には問題ないレベルだ。
バッテリーは約6000mAh(定格値:5860mAh)。最大輝度でYouTubeの4K動画を充電100%の状態から再生し続けたところ、約14時間30分でバッテリー残量がゼロになった。画面サイズの割りには長時間の連続再生ができているので、HD+の解像度や最大輝度といったスペックが、逆にバッテリーの持続時間に貢献していると言えそうだ。
充電に関しては、同社独自企画の45W SUPERVOOCに対応している。ただし充電器は付属していないため、45Wでの充電には対応する充電器やケーブルを購入する必要がある。それ以外の充電器では33W PPSに対応している。
エンタメ用のスピーカーは本体下部のみのモノラル仕様。縦位置での音楽再生は問題ないが、横位置にすると偏るため、イヤホンを使用して楽しんだほうが良さそう。オーディオテスターアプリで1000Hzの正弦波をボリューム100%で鳴らして、15cm離れたところの音量は約78.3dBだった
また本機には「ウルトラボリュームモード」を搭載。音量を100%にした状態でさらに音量アップボタンを押すと、ウルトラボリュームモードがオンになり、音圧が最大300%アップする。
音量アップではなく音圧アップなので、ボリューム自体は3倍になっているわけではないが、音の強さはアップしているので、周りの騒音が大きく音が聞き取りにくい場所で使う場合は重宝しそうだ。
プロセッサーにはメディアテック製「Dimensity 6300」を採用しており、メモリーとストレージは4GB/128GBとなっている。メモリーに関しては拡張機能を搭載しており、内蔵ストレージを利用して最大4GBを追加可能。
エントリーモデルということで、普段ハイエンドを使っている身からすると、アプリの切り替えや起動、画面の切替といった操作に若干もたつきを感じる。
とはいえほんの一瞬で、待たされるというほどでもないので、数年前のエントリーモデルを使っているユーザーの買い替えなら、素早くなっていると感じそう。
モバイル通信の対応周波数は5Gが、n1/n3/n28/n41/n77/n78、4G LTEがB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42となっている。5Gのn79には対応していないので、MVNOも含めドコモ回線で利用する場合は注意が必要だ。
そのほか通信系ではBluetooth 5.4には対応しているものの、Wi-Fiはac(Wi-Fi 5)まで。最新規格はWi-Fi 7なので、せめてWi-Fi 6までは対応してほしいところ。
ただしおサイフケータイは利用可能なので、モバイルSuicaなど、国内決済サービスも利用可能。Androidスマホ用電子証明書のリストにも対応機種として記載されており、公的サービスにも使えるので安心だ。
カメラは、一見すると2眼仕様に見えるが、片方は被写界深度測定用(約200万画素、絞り値:F/2.4)のため、約5000万画素(絞り値:F/1.8)の広角カメラのみのシングル仕様。またインカメラは約800万画素(絞り値:F/2.0)となっている。
エントリーモデルのスマートフォンかつシングルカメラということで、写真の仕上がりには期待できないかと撮影してみたが、良い意味で大きく裏切られた。
もちろんハイエンドモデルと比較すればおよばないし、高倍率の画質も良くないが、下記の作例をみてもらうとわかるとおり、等倍で一般的な光量の撮影シーンなら、発色もよく問題ないレベル。OPPOはハイエンドモデルでのカメラ性能には定評があり、その知見がエントリーモデルにも波及しているという印象だ。
AIを使った機能としては、動きの速い被写体を撮影した際のブレを抑える「AIぼけ除去」や、ガラス越しの撮影時に映り込む反射を取り除く「AI反射除去」といった機能が「写真」アプリから利用できる。撮影ミスを挽回できるのはありがたい。
ただしカメラアプリで連写をすると、処理待ちでシャッターボタンが反応しなくなる。このあたりはミッドレンジ以下のAndroidスマートフォン全般に言えることではある。もっとハイクオリティーな写真で高いカメラ機能を欲している場合は、ハイエンドモデルを買ったほうがいいだろう。
耐久性にも優れており、強化ガラスと高強度合金フレームの採用でOPPO A3 5Gと比較して耐衝撃性能は160%アップ。MIL規格とSGSテストクリアしており、防水・防塵はIP65に対応。日常生活での水濡れなども気にせず使える。
3万円台前半と低価格なエントリーモデルながら、高い耐久性を備え、スマートフォンとして日常生活で必要な機能はしっかりと備えている「OPPO A5 5G」。画面も大きく見やすいため、高齢の両親へなど、とりあえず1台スマートフォンが必要というケースにオススメできるモデルだ。

































