レビュー

「arrows NX9」クイックフォトレビュー

 NTTドコモから12月18日に発売された、富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)製の5G対応スマートフォン「arrows NX9 F-52A」。今回は、同機のクイックフォトレビューをお届けする。

本体デザイン

 本体サイズは、約152×72×8.5mm。手にとってみると、まず片手で持ちやすいながらも、画面が大きいことがわかる。幅72mmという数字は、FCNT担当者も“持ちやすいサイズ感”の実現のためにこだわった数字(インタビュー記事)で、同じくFCNT製の「arrows 5G」と比較すると、本体の幅や重さが日常で使用するのにぴったりという印象を受けた。

arrows NX9

 背面には、3眼カメラがある。arrows 5Gでは中央に配置されていたが、arrows NX9では左上部に配置されている。

arrows NX9とarrows 5Gの比較
arrows NX9(左)とarrows 5G(右)
以下、arrows NX9(上)とarrows 5G(下)

カメラ

上から、約800万画素(F値 2.4)、約4850万画素(F値 1.8)、約500万画素(F値 2.2)

 arrows NX9には、アウトカメラが約800万画素(F値 2.4)、約4850万画素(F値 1.8)、約500万画素(F値 2.2)の3眼構成、インカメラは約1630万画素(F値 2.45)を搭載する。

撮影写真(画像クリックで非圧縮画像)
通常モード(左)とポートレートモード(右)

 標準カメラアプリでは、AIがシーンを自動認識するため、ブツ撮りでも被写体ににあわせて自動で美しく撮影できるよう設定する。

AIシーン認識
「被写体が花」と自動で認識して、美しく撮影できる
撮影写真(画像クリックで非圧縮画像)
各レンズで建物を撮影(画像クリックで非圧縮画像)
広角レンズ
メインレンズ
最大倍率で拡大
夕暮と夜間の撮影(天気:曇、画像クリックで非圧縮画像)
広角レンズ
メインレンズ
最大倍率で拡大
広角レンズ
メインレンズ
最大倍率で拡大
夕暮れのイルミネーション(画像クリックで非圧縮画像)

ゲームゾーン

 arrows NX9は、ゲームに合わせて本体のパフォーマンスや省電力、通知の表示などをカスタマイズ設定できる「ゲームゾーン」という機能を備えている。対応するゲームでは、ゲームに応じて設定を変更できるほか、ゲーム中の録画や配信もサポート。録画データを映像とゲーム音声、ユーザーのマイク音声に分けて保存できたり、インカメラからの映像をワイプのようにゲーム画面に乗せて録画できたりできる。

ゲームごとの性能設定
ゲームごとにパフォーマンスを優先したり、省電力性能を優先したり設定できる
ゲーム画面で性能設定
ゲーム画面でも設定できる。ゲームの途中で設定を変えながら、納得できる設定にカスタマイズできる
録画、配信機能
ゲーム画面の録画機能。画面右上のパネルで適時インカメラのワイプ設定やマイクのミュート設定ができる
インカメラのワイプ
ワイプは任意の場所に移動できる
ワイプを消してマイクをミュートにした状態

Smart FAST機能

 arrows NX9では、日常でやりたいことがすぐできる機能として、Smart FAST機能を搭載している。

 今回は、一例で「FAST ショッピング」を紹介する。Webサイトなどで気になる商品を見つけたとき、スクリーンショットをすばやく撮影し、文字をなぞるとテキストに変換される。テキスト変換後に表示されるメニューから「dショッピング」を押すと、「dショッピング」でそのテキストを検索できる。

 また、サイズを表すテキストの場合、メニューで「AR表示」を選択すると、自動で認識し、AR表示できる。

SmartFAST機能
画面右端から引き出すようにSmart FAST機能にアクセスできる
文字をマーカーで塗ると、テキスト変換される
AR表示

設定

設定画面

主な仕様

arrows NX9 F-52A
本体サイズ約152×72×8.5mm
重さ約162g
チップセットQualcomm Snapdragon 765G
メモリ8GB
ストレージ128GB
ディスプレイ約6.3インチ有機EL
解像度FHD+(1080×2280、HDR)
アウトカメラ約4850万画素(F値 1.8)
約800万画素(F値 2.4)
約500万画素(F値 2.2)
インカメラ約1630万画素(F値 2.45)
バッテリー容量3600mAh
BluetoothBluetooth 5.1
ワイヤレス充電非対応
おサイフケータイ対応
生体認証指紋