レビュー
iOS 12で追加された「ミー文字」とは
2018年9月18日 20:00
アニ文字とミー文字
アニ文字はFace IDに使っているTrueDepthカメラを使い、ユーザーの表情をリアルタイムで認識してCGキャラクターに反映し、音声とともに録画することで、まるでキャラクターが喋っているような短い動画を作るという機能だ。iPhone XなどFace ID対応モデルのみが利用できるもので、iOS 11から対応している。
アニ文字にはアニメ調の動物や宇宙人、ウンコといったキャラクターが16種類、用意されていたが、iOS 12では4個のキャラクターが追加され、さらに「ミー文字」として、ユーザーの顔をベースにオリジナルのCGキャラクターを作り出す機能も追加された。
Facetimeでもアニ文字
テレビ電話機能のFaceTimeでもアニ文字が利用可能となった。さらにFaceTimeは最大32人が参加できるようなるが、こちらはiOS 12の初期リリースではなく、少し遅れたアップデートで追加される予定。
iOSユーザー同士のコミュニケーションだけ
iMessage、FaceTimeともにコミュニケーション機能なので、使える端末が限定されるということがかなり残念だ。
アニ文字動画の作成は、Face ID対応(TrueDepthカメラ搭載)のiPhone X/XS/XS Max/XRに限られる。しかし作成された動画はそれ以外の端末でも再生可能なので、ほかのiPhoneでも恩恵を受けられないわけではない。
しかしiMessageもFaceTimeも、現状ではアップル製デバイスでしか利用できない。いくら日本におけるiPhoneの普及率が高くても、友人全員がiPhoneユーザーということはレアケースだ。
コミュニケーション手段において、「大半の人に連絡を取れる」と「全員に連絡を取れる」では大きな違いとなる。LINEなどプラットフォームを問わず普及しているメッセージ手段がほかにある以上、iMessageの利用機会は低い。せっかくのミー文字も、使う機会は少なそうだ。