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ソフトバンクからも「Xperia X Performance」が登場

 ソフトバンクは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroid 6.0スマートフォン「Xperia X Performance」を発表した。6月中旬以降に発売する。

ローズゴールド
ホワイト

 「Xperia X Performance」は、これまでの「Xperia Zシリーズ」からさらに進化させたモデルとして登場した新機種。2月、スペイン・バルセロナの展示会「Mobile World Congress 2016」にあわせて発表された。特徴として「デザイン」「カメラ」「進化した使いやすさ」の3点が挙げられている。前日には、auからも今夏モデルとして発売されることが案内されている。

デザイン

 デザイン面で大きく変わったのは、背面にメタル素材を採用し、高級感や質感の向上が図られたこと。その仕上げもボディカラーによって異なり、グラファイトブラックやホワイトはヘアライン加工でメタルの風合いをさらに強調。ライムゴールドとローズゴールドはサンドブラスト加工によって発色を鮮やかにして華やかさを表現する。

グラファイトブラック
ライムゴールド

 全体的になめらかなラウンド形状を採用して、持ちやすく手にフィットするよう仕上げられている。

 またディスプレイ面のボディカラーも新たな取り組みとして、背面や側面と同じ色に統一されている。これまでのシリーズのうち、ブラックやホワイトではそうした全体が同じ色で仕上げられていたが、たとえばライムゴールド、ローズゴールドといったカラーがディスプレイ面まで同一色になるのは今回が初めてだという。

 ロゴマークはグローバル版と同じ配置となる。

カメラ

 2300万画素カメラでは起動~撮影まで0.6秒という高速起動が特徴のひとつ。設定を変更することで、カメラを起動する側面キーを長押しするだけで、起動するだけではなく、撮影まで終えられる。

 先読みオートフォーカスと呼ばれる機能により、動く被写体をタップすると、フォーカスを合わせ続ける。ソニーのデジタルカメラ「αシリーズ」の動体検出エンジンをもとにした機能で、似たような形の被写体がそばにあっても、最初に指定した被写体を追いかけ続ける。

 このほかフロントカメラには約1320万画素の1/3型センサーを採用し、暗い場面でも明るく撮影できる。レンズはF2.0、22mmで広角撮影をサポートする。

使いやすさ

 バッテリーでは、米Qnovo社の制御技術を採用。状態に合わせた最適な充電を行うとのことで、Xperia Z2と比べて、バッテリーの寿命を約2倍にまで延ばせる。

 メモリを最適化するスマートクリーナーが用意されている。他社製のアプリではユーザーが操作したタイミングでメモリを解放するものがある一方、スマートクリーナーは常に一定容量のメモリを確保できるよう、自動的に調整しつづける。これによりどんなアプリも、いつでも快適に起動できるという。

 大きさは約144×71×8.6mm、重さは165g。CPUは2.2GHz駆動のデュアルコアと、1.6GHz駆動のデュアルコア、あわせてクアッド(4つ)コアとなる。メモリ(RAM)は3GB、ストレージは32GB。

関口 聖