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e-ZUKAスマートフォンアプリコンテスト2015、受賞作品決定

受賞者一同

 11月21日、福岡県飯塚市にある九州工業大学 情報工学部のキャンパス内で「e-ZUKAスマートフォンアプリコンテスト2015」の最終審査会と表彰式が開催された。今回で4回目の開催となる同コンテストだが、前回同様、九州工業大学の学園祭「工大祭」の中での開催となった。

 冒頭の挨拶では、飯塚市長の齊藤守史氏が、今回のエントリー数が95件で過去最大となったことを明らかにした。北は北海道、南は熊本県と、日本全国からの応募があったという。その中から一次審査を通過した19チームが最終審査会に進出。審査員を前に各チームが4分間のプレゼンテーションを行った。

 審査の結果、グランプリ(賞金30万円)を獲得したのは、結婚式・披露宴の招待や席次表の確認、出席者間のコミュニケーションや写真共有を可能にしたアプリ「婚タクト」を開発したチーム「パンダベリー from P&D」(九州工業大学)。同アプリは、グランプリのほかに、ハウインターナショナル賞、ビットアイル賞も受賞した。

 なお、会場を提供する九州工業大学のチームがグランプリを獲得したのは、これが初となる。事前に開発講座などを入念に行った成果が表れたようだ。

グランプリを受賞した「婚タクト」
QRコード入りの招待状を送り、出欠確認
写真は出席者間で共有できる
参加者間のチャット機能
席次もアプリ内で確認でき、隣の席に座る人のプロフィールなどもチェックできる
新郎新婦の生い立ちをまとめる機能も

 このほか、高齢者用の見守りシステムを拡張し、ロボットの形に発展させた「見守りロボットPicot」(E&I)がグルーヴノーツ賞とブロードバンド推進協議会賞、RPG風の世界観でご当地情報の発信や書き込み、閲覧が行える「カイタクのモリ」(森の妖精たち)がNOTE賞とオーディエンス賞、端末の落下をトリガーにメールの自動送信などが行える「スマホ落下メール」(黒江塾)が飯塚市長賞と富士通賞、RPG風のゲームをプレイしながら音階を覚えられる「ぴあのん」(Thinks my)がカシオ計算機賞とブロードバンド推進協議会賞と、複数の賞を受賞し、高い評価を得ていた。

表彰部門作品名チーム
グランプリ婚タクトパンダベリー from P&D
九州インターメディア研究所/デジタルハリウッド福岡校賞なまえんぴつ定國伸吾
トヨタ自動車九州賞三台目日本魂兄弟Team Inoue
NOTE賞カイタクのモリ森の妖精たち
ヌーラボ賞Time is Moneyムラムラと愉快な仲間たち
Startup Go!Go!賞MatchingUPP&D 坂本時緒
カシオ計算機賞KEISAN+(ケイサンプラス)グラフィック
ぴあのんThinks my
ハウインターナショナル賞婚タクトパンダベリー from P&D
飯塚市長(主催者テーマ)賞スマホ落下メール黒江塾
グルーヴノーツ賞見守りロボットPicotE&I
パソナテック賞EBSを用いたプログラミング学習支援 OZ北村拓也
ビットアイル賞婚タクトパンダベリー from P&D
富士通賞スマホ落下メール黒江塾
ブロードバンド推進協議会賞ぴあのんThinks my
見守りロボットPicotE&I
オーディエンス賞カイタクのモリ森の妖精たち
「見守りロボットPicot」
プレゼン開始直前に頭部が落下するハプニングも
「カイタクのモリ」
RPG風のUIで興味をひく

湯野 康隆