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「ソフトバンク×Ingress」新企画、Pepperと会話するミッション

 ソフトバンクは、宮城県内のソフトバンクショップ限定で、来店したユーザーに、位置情報ゲーム「Ingress」のステッカーをプレゼントする。

 今回の取り組みは、グーグル社内のスタートアップであるナイアンティック・ラボが提供する「Ingress」とのコラボレーション企画の1つとして実施されるもの。来店して、Ingressのゲーム画面(スキャナ)を提示し、レベル2以上であれば、オリジナルステッカーがプレゼントされる。宮城県内の全てのソフトバンクショップで受け付ける。在庫がなくなり次第、終了となる。

オリジナルミッションのメダル

 「Ingress」とコラボしたことで、ゲーム内にはソフトバンクショップが登場している。今回は宮城県内の一部のソフトバンクショップを含む形で、“オリジナルミッション”が用意された。「Ingress」におけるミッション機能は、ユーザーが指定した場所(ポータルと呼ばれる)を訪れていく、というスタンプラリー的な要素を持つミニゲーム。ソフトバンクオリジナルミッションは、スタート地点となるポータルのみ表示されるもので、その内容はスキャナから確認する形。クリアするためには、一部のソフトバンクショップを訪れて、ロボットの「Pepper」と会話してヒントをもらう必要があるとのこと。ただし、会話できるのはソフトバンクショップの営業時間のみとなる。ステッカープレゼントが終わった後も、ミッションはしばらく提供される。こうしたオリジナルミッションは、すでにアクサ生命が提供しており、ミッションメダルを獲得できるようになっている。

 ソフトバンクによれば、Ingressとの提携を宮城県で発表したこと、また全国でも唯一県内全ての店舗にPepperが配備されていることから、今回のキャンペーンを宮城県内限定で行うことになったと説明。地域にフォーカスすることで観光への寄与もにらんでいる。全国的なキャンペーンも検討中とのことだが、現時点で決まったものはない。

 去る6月20日、ソフトバンクとIngressのコラボが始まったことで、Ingress内にはコラボアイテム「SoftBank Ultra Link」が追加された。ソフトバンクショップのポータルで入手しやすいとされるものの、一般的なポータルからも入手可能。その能力の1つは、ポータルとポータルを結ぶ“リンク”の距離を伸ばす、というもの。7月13日午後には、Ingressを楽しむユーザーたちによって、北海道・静内~韓国・済州島~サイパンを結んで日本の本州や四国、九州がすっぽりと1つの三角形のなかに収まりそうになったが、その試みを妨害するガードリンクも「SoftBank Ultra Link」によって静岡・浜松~グアムで構築され、日本の包囲は未遂となった。

関口 聖