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スマホでテレビ視聴も可能なデジタルフォトフレーム「PhotoVision TV2」
(2015/5/19 10:26)
ソフトバンクモバイルから発表された「PhotoVision TV2」は、テレビチューナーを搭載したセイコーソリューションズ製のデジタルフォトフレーム。ソフトバンクブランドにて9月上旬以降に発売される。価格は未定。
「PhotoVision TV2」は、従来モデル「PhotoVision TV」(ファーウェイ製)にも搭載されていたフルセグのテレビ視聴機能を強化したデジタルフォトフレーム。通信機能やバッテリー内蔵といった特徴を継承しながら、新たに録画した番組をWi-Fi Direct(Android)やWi-Fiのアドホックモード(iOS)でスマートフォンに転送して、持ち出せるようになった。
防水に対応しており、バッテリーを搭載しているため、お風呂などでの利用ができる(付属のリモコンは防水に非対応)。バッテリーでのテレビの連続視聴時間は約2時間。
テレビ視聴機能では、上部とスタンド部に2本のアンテナを搭載し、それぞれのチューナーで受信した放送波を合成して、放送波の弱い場所でも安定した視聴ができるとしている。市販の同軸・3.5mmプラグ変換ケーブルを利用すれば、屋内のテレビアンテナ端子に接続して視聴することもできる。
新機能として、録画番組をスマートフォンでの持ち出す機能に対応した。「PhotoVision TV2」にスマートフォンでアクセスし、内蔵ストレージやSDカードに保存されている番組をスマートフォンにダビングできる。地上デジタル放送の解像度で、1時間程度の番組をスマートフォンに転送する場合で、転送にかかる時間は10分程度。一つの番組を転送できる回数は、ダビング10などの著作権保護機能に準拠している。
内蔵ストレージは約5.9GBで、32GBまでのSDHCカードに対応。テレビ番組の録画は「フルセグ(高)」「フルセグ(低)」「ワンセグ」の3種類に対応している。内蔵ストレージに録画する場合、フルセグ(高)で約4時間、フルセグ(低)で約10時間録画可能という。
自宅では、スマートフォン上でリアルタイムにテレビ番組を見られる。Wi-Fi Direct(Android)やWi-Fiのアドホックモード(iOS)を利用するため、自宅にWi-Fiルーターの環境が無くても利用できる。スマートフォンでリアルタイム視聴できる範囲は、Wi-Fiの受信強度に依存し、試作機では最大半径で20m程度。
スマートフォンでのリアルタイム視聴中は、本体でのテレビ再生はできない。なお、Wi-Fiルーターなどに接続する機能は搭載しておらず、ネットワーク経由での遠隔視聴はできない。
持ち出した番組の視聴や宅内での遠隔視聴を行う「フォトビジョンTVアプリ」はAndroid、iOS向けに無料で提供される予定。
フォトフレームとしての機能は従来通り搭載されており、3G通信によりメールを受信し、添付された写真や動画などを再生するなどの利用ができる。
ディスプレイは7インチ。大きさは186×136×20mm(突起部除く)、重さは440g(暫定値)。カラーはホワイト。SIMロック解除には対応しない見込み。