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バンダイ、アンパンマンが登場する幼児向けタブレット
(2014/9/29 13:08)
バンダイは、東京学芸大学および東京学芸大こども未来研究所と共同で幼児向けタブレット「コドなび!」を開発、10月25日に発売する。価格は2万8000円(税抜)。
コドなび!は、3歳以上の未就学児を対象にした7インチクラスのAndroidタブレット。合計150種類以上のオリジナル学習メニューが収録されており、アンパンマンのキャラクターが登場し、子供たちの学習をサポートする。
通信はWi-Fi(IEEE802.11b/n/g)のみの対応で、インターネット接続の可否や時間制限ができる「Wi-Fiロック機能」や、使用時間を制限できる「遊びすぎ防止機能」も用意されている。
大きさは195×125×22mm、重さは478g。200万画素のアウトカメラ、30万画素のインカメラも装備する。バッテリー容量は3500mAhで、約4時間の連続使用が可能。OSはAndroid 4.2.2、CPUはCortex-A7(1.5GHz、デュアルコア)。メモリ(RAM)は512MB、ストレージ(ROM)は8GB、32GBまでのmicroSDカードに対応する。
プラス志向で考えられた幼児向けタブレット
9月29日、都内で開催された発表会では、製品の開発に協力した東京学芸大学 教授の松田恵示氏やタレントの坂下千里子が登場。
松田氏は、「この世代の子供たちにスマートデバイスを持たせることについては、賛否両論あるが、環境の変化は止められないため、いかにプラスにしていくかが大切。どうせなら学びの新しい企画を盛り込もうと考えた」と語る。基礎から応用という日本の学習の方向を逆転させるような発想も取り込んでいるという。同氏はまた、「タブレットに閉じこもる子供たちも多いが、つながりを広げられるように親子や友達の間でコミュニケーションのきっかけになるようなコンテンツを用意した」とする。
発表会に先立ち同タブレットを自身の子供に渡して様子を見たという坂下は、「娘から『ママ、これ、子供にすごくいいね』と言われた」というエピソードを披露。同世代の保護者に利用を薦めていた。