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フィーチャーフォンユーザーの6割、スマホに必要性を感じず

 MMD研究所は、フィーチャーフォン(スマートフォン以前の従来型の携帯電話)ユーザーの利用実態調査を実施し、結果を明らかにした。現在のフィーチャーフォンユーザーは、スマートフォンに必要性を感じず、インターネットの利用も活発でない様子が報告されている。

 スマートフォンの購入意向についての質問では、「特に決めていない」が46.1%で最も多く、次に「購入する予定はない」が33.4%と続き、合わせて79.4%のユーザーがスマートフォンの購入を考えていないことが明らかになった。

 上記の質問で「特に決めていない」「購入する予定はない」と回答したユーザー(473名)に対し、購入を検討しない理由を聞くと、63.0%が「スマートフォンの必要性がない」と回答。次いで、「月額料金が高い」(58.1%)、「端末代金が高い」(38.3%)、「今の携帯電話に満足している」(34.2%)などの回答が続いた。

スマートフォンの購入を検討しない理由 出典:MMD研究所

 同様に「特に決めていない」「購入する予定はない」と回答したユーザー(473名)に対し、フィーチャーフォンでよく利用する機能を聞くと、「通話機能」「メール機能」がそれぞれ90%を超える一方で、「インターネット機能」が22.4%にとどまるなど、スマートフォンユーザーとは異なる利用実態が浮き彫りになった。

 フィーチャーフォンユーザーに対し、現在利用している端末の購入時期を聞くと、2008年12月以前が21.7%で最も多く、次いで2010年(20.3%)、2011年(19%)と続いた。これらの結果から、フィーチャーフォンユーザーの54.8%は3年前以上に購入した端末を使い続けていることが明らかになった。

 調査は2013年6月21日~24日にかけてインターネットで実施され、15~69歳の男女992人が対象となった。キャリアの内訳は、NTTドコモが331名、auが330名、ソフトバンクモバイルが331名で、ほぼおなじ割合。

太田 亮三