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auの「Windows Phone IS12T」、OS更新で不具合

auの「Windows Phone IS12T」、OS更新で不具合

 KDDIは、auのスマートフォン「Windows Phone IS12T」において、Windows Phone 7.8にアップデートすると不具合が発生するとして、7.8への更新を停止するとともに、それらの不具合を解消する最新ソフトウェアの提供を開始した。対象はWindows Phone 7.8へアップデートしたユーザー。

 同社によれば、Windows Phone 7.8へのアップデートにより、2種類の不具合が確認されたという。1つは、一部アプリのライブタイルが正常に表示されないというもの。もう1つがストリーミングサービスのアプリで、WMA形式での配信の場合、コンテンツが再生されないというもの。これにより2月中旬から、アップデートの配信が停止されていた。

 今回のソフト更新は、これらを解消するもの。更新用ファイルの容量は0.5MBで更新所要時間は最大78分となる。不具合解消のほか、仕様の変更も行われ、Googleアカウントの「連絡先」と「カレンダー」への同期サービスがサポート対象外となる。これにより、今後新たにGoogleアカウントを登録しても連絡先やカレンダーが同期されなくなる。既に登録済のGoogleアカウントは今後も同期できるとのこと。

 パソコン経由での更新となり、更新中、他の機能は利用できない。同社では、不具合を解消したWindows Phone 7.8の提供を準備しており、近日中にアップデートの提供を再開するとしている。

関口 聖