2012冬のスマホ、LTEやWi-Fi 5GHzへの対応状況は？

　NTTドコモ、au、ソフトバンクの発表会が終わり、各社の充実したラインナップが発表された。今回は、各モデルの高速通信サービスへの対応状況をまとめた。

　LTEサービスについては、NTTドコモが「Xi」、auが「4G LTE」の名称で展開している。ソフトバンクは、ドコモやauと同じFDD方式のLTEをiPhone 5向けに「SoftBank 4G LTE」として展開する一方で、AXGP方式の「SoftBank 4G」を展開している。AXGPはTDD方式のLTEと完全互換する技術となる。いずれもダウンロードする際の理論上の最大速度であり、実際の通信速度とは異なる。

　ドコモのXiは、11月よりこれまでの下り最大75Mbpsから、下り最大100Mbpsに拡張され、今回冬モデルは全ての端末が100Mbps対応となる。ただし、100Mbpsの対応エリアは当初、一部の地方都市に限られるので注意されたい。東名阪エリアや九州は2014年初頭となる見込みだ。

　また、ソフトバンクの「SoftBank 4G」は、サービス上は下り最大速度が110Mbpsとなっている。しかし、今回発表されたスマートフォンはいずれも、端末側が下り最大76Mbpsまでしかサポートしていない。

　このほか、大きなデータをやりとりする際にポイントになるWi-Fiの対応状況についてもまとめた。特に5GHz帯（IEEE802.11 a/n）は高速通信が安定的に使えるため、高画質な動画サービスなどを利用する場合などにチェックしておきたい。

【お詫びと訂正　2012/10/25 14:55】
　記事初出時、NTTドコモの秋モデル「Optimus G L-01E」「Ascend HW-01E」「AQUOS PHONE si SH-01E」「SH-01E Vivienne Westwood」「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」「MEDIAS TAB UL N-08D」について、LTEの最大速度を「100Mbps」と記載しておりましたが、「75Mbps」の誤りです。お詫びして訂正いたします。

【訂正　2012/10/26 17:50】
　記事初出時、「Optimus LIFE L-02E」について、Wi-Fi 5GHz帯には非対応と記載しておりましたが、その後、対応していることがわかりました。該当箇所を修正いたします。