ドコモ、一部ユーザーで通信障害
NTTドコモは、関東甲信越・東海・関西の各地域で契約した一部ユーザーにおいて、通信障害が発生し、同社の携帯電話が利用しづらい状況になっていることを明らかにした。
通信障害が発生したのは2日18時頃。関東甲信越・東海・関西で契約した一部のユーザーにおいて、FOMAやXi、衛星携帯電話の音声通話、パケット通信が利用しづらくなっている。障害の内容、対象となるユーザー数、原因などはまだ調査中だが、同社によれば、繋がったり繋がらなかったりといった事象があることを把握しているとのこと。また復旧の見通しは立っていない。
【追記 2012/8/2 20:07】
当初は「関東甲信越・東海・関西において、一部ユーザーに影響」とされていたが、ドコモではその後、「IPSCP(IPサービス制御装置)」と呼ばれる装置が障害に関わっている可能性があると推定しており、各地で契約したユーザーの一部に影響している、との情報を追加した。ユーザーの契約情報管理に関わる部分で、仮に東京で契約したユーザーが北海道に滞在している状況でも、障害の影響を受けている可能性がある。影響人数は不明で、復旧見込みはまだ立っていない。
【追記 2012/8/2 21:09】
ドコモは、19時42分をもって障害が復旧したと発表した。通信障害が発生している最中には、音声通話とパケット通信が繋がりにくくなったほか、圏外表示になっていたユーザーもいたと見られている。影響を受けたのは、関東甲信越・東海・関西で契約した一部ユーザー。ドコモで契約し、他社へMNP(携帯電話番号ポータビリティ)で転出したユーザーも含まれる。ただし人数は不明。原因は調査中とのこと。
【追記 2012/8/3 17:50】
ドコモは3日、前日に発生した通信障害の原因が「IPSCP(IPサービス制御装置)」と呼ばれる通信設備の故障だったと発表した。前日の段階では、この装置が原因と推定されていたが、1日経って確定した。ユーザーの位置情報、契約状況などを取り扱う装置で、故障した装置に収容されているユーザーに影響が出たと見られている。影響人数は、最大で約145万人とされているが、そのうち、実際に影響が及んだ人数は判明していない。
2012/8/2 19:26