日本通信と丸紅、法人向けMVNO事業で協力
日本通信と丸紅は、合弁会社を通じ、法人ユーザーに向けたMVNO型データ通信事業を共同で展開することに合意した。丸紅は、日本通信の子会社の株式60%を取得する。
両社の合意は、2社が出資する合弁会社が法人向けの直販データ通信ビジネスを展開し、丸紅がMVNOに本格参入するとともに日本通信はMVNEとして事業を支援する。合弁会社は、日本通信が2012年2月1日に設立する子会社のJCIエンタープライズ。この子会社の株式のうち60%は、設立と同日に、丸紅が取得する。取得価格は4億9200万円で、代表者は未定。
日本通信では、11月28日に子会社の設立を発表し、法人向けはMVNEとして展開する方針を示しており、個人向けサービスへさらに注力すると見られる。丸紅は総合商社として、通信分野でも事業展開しているが、法人向けモバイルデータ通信市場の拡大を受け、合弁会社を通じてMVNOとして本格参入する。機器間通信(M2M)や固定・移動の融合サービス(FMC)などを含め、クラウドサービスなどを総合的に展開する。
2011/11/30 13:48