ワンセグやFeliCa対応の「Xperia acro IS11S」


Ruby
Ruby

 「Xperia acro IS11S」は、大型液晶や薄型のボディ、ハイスペックなカメラが特徴のAndroid 2.3を搭載したスマートフォン。6月下旬以降に発売予定で、価格は3万円台の見込み。

 「IS11S」は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズがグローバルモデルとして展開しているXperiaシリーズに、日本市場向けのワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能を搭載したシリーズの最新モデル。NTTドコモから発表された夏モデル「Xperia acro SO-02C」と共通の部分が多いものの、KDDI版では通信方式が異なるほか、ボディカラーのラインナップに「Ruby」が追加されている。スペック面では、NTTドコモからも春モデルとして発売済みのグローバル・ハイエンドモデル「Xperia arc」がベースとなっており、それに日本市場向け機能が追加された形となっている。

 カメラ回りの機能は、ほぼ「Xperia arc」の機能を踏襲する。カメラには約810万画素の裏面照射CMOS「Exmor R for mobile」を搭載。高感度に強いセンサーに加え、F値2.4のレンズを採用することで、暗い場所での撮影に強くなっている。LEDフラッシュも搭載する。顔認識やコンティニュアスAF、720p動画撮影などにも対応している。

 ディスプレイは4.2インチ、480×854ドットの液晶。画像調整技術の「モバイルブラビアエンジン」を搭載。HDMI端子があり、別売りのケーブルで本体画面のミラーリング出力ができる。IS11SがDLNAサーバーとなり、無線LAN経由で写真などを共有するアプリも搭載している

 日本市場向けの機能として、ワンセグとおサイフケータイ、赤外線通信に対応する。ただしワンセグの録画機能はなく、ワンセグ音声をBluetoothヘッドセットで出力できない。赤外線通信では、専用のウィジェットが用意されている。

 日本語入力システムはPOBox Touch 4.1で、フリック入力にも対応している。プリインストールアプリとしては、SNSやCメール、不在着信などを時系列で表示させる「Timescape」、音から楽曲を認識する「TrackID」、ソニー・エリクソンのオンラインストア専用アプリなどを搭載している。

 通信速度は下り最大9.2Mbps、上り最大5.5MbpsのWIN HIGH SPEEDに対応。グローバルパスポートはCDMAのほか、GSM圏内では通話が可能。KDDIのサービスでは、Cメールがサポートされる。EZwebのEメールやLISMO WAVE、LISMO unlimited、緊急地震速報などの機能は、9月下旬以降のアップデートで対応する予定。LISMOへの対応は未定となる。

 チップセットはクアルコムのQSD8655でCPUクロックは1GHz。Bluetooth、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、6軸センサー、GPSを利用できる。32GBまでのmicroSDHCカードを利用でき、内蔵メモリの容量は約380MB。バッテリ容量は1500mAh。

 大きさは約63×127×11.8mmで、重さは約135g。連続待受時間は約290時間、連続通話時間は約480分。ボディカラーはRuby、Black、Whiteの3色。

【お詫びと訂正 2011年5月23日19時】
 記事初出時、9月下旬以降のアップデートにおいて「LISMO」に対応予定と記述しておりましたが、正しくは「LISMO WAVE」と「LISMO unlimited」への対応予定となります。「LISMO」については現時点で「未定」です。

 また、日本語入力システムについて初出時、「POBox Touch 4.0」と記載しておりましたが、正しくは日本語入力システムはPOBox Touch 4.1」となります。お詫びして訂正いたします。


BlackBlack
WhiteWhite

 




(白根 雅彦/太田 亮三)

2011/5/17 11:08