KDDI、Android向けアプリ配信マーケット「au one Market」


 KDDI、沖縄セルラーは、auのAndroid搭載スマートフォン向けアプリ配信マーケット「au one Market」を「IS01」の発売に合わせて展開する。

 au one Marketは、auの電話料金と合算して支払える「auかんたん決済」に対応したアプリ配信プラットフォーム。人気アプリやおすすめアプリが紹介されるほか、EZwebと同様に有料アプリケーションの支払いが可能。

 auかんたん決済は、パソコンやau one Marketなどに対応した課金代行サービス。au one-IDを登録して利用する課金代行サービスとなる。auかんたん決済は6月以降に提供され、au one Marketへの対応は8月下旬以降となる。この間、有料アプリも無料期間などが設定されて提供される予定。

 なお、KDDIによればau one Marketはクローズドなアプリ配信マーケットではなく、Androidのアプリプラットフォームとの連携が図られるという。有料課金が提供される8月下旬以降に自社サーバーで本格的な運用が開始される予定で、それまでは日本語でオススメアプリやランキングが確認できるAndroid Marketへの誘導サイトといった形になる。

 ゲームなどのエンターテイメントコンテンツだけでなく、au one ナビウォークや地図アプリ、ビジネスアプリなどが多数ラインナップされる。説明員によれば「助手席ナビ」などの提供も検討されているという。

 このほか、コンテンツプロバイダーの希望に応じて、KDDIがアプリケーションの検証を行うオプションサービス「セキュリティチェック機能」なども用意される。

Android版LISMO

 また、auの音楽サービス「LISMO」のAndroid版も登場する予定。こちらはサービス開始が9月下旬以降となるため、パネル展示のみとなっていた、楽曲検索機能を提供し、コンテンツプロバイダーから提供される配信ストアで楽曲がダウンロード購入できる。

 「LISMO Port」に対応し、パソコンで管理している楽曲を端末側に転送できる。LISMO Player以外の再生アプリケーションも登場する予定。



 



(津田 啓夢)

2010/3/30 11:00