丹後地域のふるさとケータイ事業、情報配信サービスや通販サイト


 日本通信と子会社の丹後通信は、両社がMVNO/MVNEとして活動する丹後地域のふるさとケータイ事業で、丹後地域の店舗が観光客向けに情報配信する「TANGOMODE(タンゴモード)」と、特産物を取り扱う通販サイト「Tangoモール」、農産物生産者向け在庫・売上管理システムの運営を開始した。

 「TANGOMODE」は、携帯電話のGPS機能を利用して、観光客の位置情報に応じた情報を提供するサービス。観光案内所や駅などに非接触ICリーダーライターが設置され、携帯電話(おサイフケータイ)をかざすと「TANGOMODE」へアクセスできるようになり、観光先であらためて「TANGOMODE」へアクセスすると、現在地にあわせたコンテンツが利用できる。コンテンツは、土産店などが用意したものとなる。

 「Tangoモール」は、パソコン・携帯向け通販サイト。丹後地域で生産された農産物や加工品などが販売される。同サイトで取り扱われる食材の多くは、注文を受けてから収穫する「今から収穫」を中心にするという。宅配便での配信や、注文は同サイトで受け付けて現地販売店で受け取ることもできる。日本通信では「一般の通販ポータルサービスを利用する方法もあるが、TangoモールではICT利用のハードルを下げて、誰でも簡単に販売できる仕組み」と説明している。

 また農産物生産者向け在庫・売上管理システムでは、Windows Mobile搭載のタッチパネル対応スマートフォンを利用する。待受画面に「在庫状況を確認」「売上状況を確認」「お店からの連絡簿」という3つのボタンが用意され、手軽に最新の状況を把握できるようになっているという。

 

(関口 聖)

2010/1/7 16:12