米ソニー、3G対応で通信できる電子ブックリーダー
Reader Daily Edition |
米ソニーは、電子ブックリーダーの最新モデル「Reader Daily Edition」を発表した。3Gに対応した通信機能を搭載し、米国で12月に399ドルで発売される。
今回発表された「Reader Daily Edition」は、米国で発売される電子ペーパー搭載の電子書籍専用端末。小型の「Reader Pocket Edition」、タッチパネル搭載の「Reader Touch Edition」に続く第3弾となる端末で、AT&Tのネットワークに対応する3G通信機能を搭載したのが特徴。端末上で書籍を検索・ダウンロードでき、新聞・雑誌などのコンテンツも手軽に利用できる。通信サービスに関しては、月額基本使用料や長期契約は不要となっている。
ディスプレイは、ワイド型7インチ、高コントラストで16階調のモノクロディスプレイで、E InkのVizplex電子ペーパーを採用している。ボディはアルミ製で、カバーが付属。内蔵メモリには平均的な電子書籍約1000冊を保存できるほか、外部メモリカードも利用できる。
ダウンロードした電子書籍をパソコンで管理するeBook Library softwareはバージョンが3.0となり、Mac OSとWindowsがサポートされる。同ソフトを利用すれば、PDF、EPUB、Word、BBeBファイルを本体に転送できる。
加えて米ソニーは、図書館との連携を深め、電子書籍での貸し出しサービスなどを提供する予定。また、同端末でサポートするEPUB形式の規格をオープン化することも発表しており、大手出版社・販売サイトでの採用や、対応端末の拡大を図っていく。
2009/8/26 14:05