オムロン、Android向け日本語入力ソフト「iWnn IME」を開発
オムロン ソフトウェアは、同社の日本語・英語入力システム「iWnn」をAndroid対応にした「iWnn IME for Android」を開発した。Android搭載端末を開発するメーカー向けに提供される。また、Androidのオープンソースコミュニティ向けに、基本的な日本語入力機能を備えたIMEを無償で提供することも明らかにされている。
今回開発された「iWnn IME for Android」は、Androidで動作する日本語・英語入力システムで、テキストエディタを加えたIMEの形で開発メーカーに提供される。これにより、開発メーカーは複雑な言語入力開発の実装作業を行う必要がなくなるとしている。一般ユーザー向けではなく、端末開発メーカー向けに提供される。
「iWnn IME for Android」では、時間や季節、語調などに応じた「状況適応予測機能」が搭載されるほか、ワイルドカード入力機能、入力フィールドの属性で優先語いを自動切替できる予測変換機能といった独自機能を搭載する。このほか、7月9日時点で最新版のAndroid ver1.5がサポートされ、12/QWERTYキー入力への対応、連文節変換・予測変換機能、予測補正機能、英語入力機能、ユーザー辞書作成機能、アドレス帳などデータベース連携機能、8種類のキーボードデザインなどの機能を備えている。
なお、「iWnn IME for Android」は、NTTドコモから7月10日に発売されるHTC製のAndroid端末「HT-03A」に搭載される。
このほか同社は、「iWnn IME for Android」の提供と同時に、Androidのオープンソースコミュニティに向けて、「Open Source版の日本語IME」を提供する。基本的な日本語入力機能を備えたIMEで、開発者向けにAndroidのオープンソースコミュニティを通じて無償で提供される。
iWnn IME for Android |
8種類のキーボードデザインを用意 |
2009/7/9 19:10