サイバード、4人同時にチャットできる「i似顔絵メッセンジャー」


 サイバードは、iモード向けのメッセンジャーアプリ「i似顔絵メッセンジャー」の提供を開始した。利用料は月額315円。公式メニューの「辞書/学習/便利ツール」↓「便利ツール/ウィジェット」から。

 「i似顔絵メッセンジャー」は、最大4人で同時にチャットできるコミュニケーションサービス。友人がオフラインのときには、iアプリコールやメールなどを使ってチャットに誘える。ユーザーの分身となるキャラクター(アバター)が登場し、アバターの顔やコスチュームをカスタマイズできる。

 目は13種類、口は20種類と数多くの素材が用意され、これらの組み合わせによる似顔絵のパターンは330億通り以上になるという。アバターはFlashで描かれ、チャット画面内は、3D空間の部屋として取り扱われる。アバターを操作してチャット画面内を歩かせることもできる。また、チャットの文章に絵文字が入っていれば、アバターの表情も変化する。たとえば笑顔の絵文字入り文章であればアバターも笑い、怒っている絵文字であればアバターも怒りの表情を見せる。これらの動作がFlashアニメで表現されている。

 チャット機能としては、定型文やログ保存が利用できる。定型文は編集でき、100文字程度までの好みの文章に変更できる。チャット相手は、メールアドレスか同サービスのID、iアプリコールを使って友達リストに登録できる。チャット自体はP2Pで、TCP/IP通信経由で行われ、クイックなレスポンスが特徴という。

 自分の部屋となる空間は壁紙や家具を変更でき、植物や絵画なども設置できる。またペットを飼うこともできる。アイテムの購入にはポイントが必要で、月額315円で300ポイント付与されるが、足りなければポイントを追加購入することもできる。

 無料版も用意されているが、定型文やチャットログ、背景変更などの機能が利用できず、チャットも1対1に限定されている。

 対応機種はドコモのiアプリオンライン対応機種で、N-02AやP-01Aなど比較的最近のモデルに限定されることから、同社では、「長い目で今後の利用動向を注視したい」としており、メールに続く新たなコミュニケーションツールとしても期待しているという。



(関口 聖)

2009/6/23 15:03