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ソニーからスマホ向け1/1.28型センサー「LYTIA L910」、白飛びやノイズを抑制
2026年6月18日 00:00
ソニーセミコンダクタソリューションズは、省電力で100dBのハイダイナミックレンジ撮影を実現する、モバイル用イメージセンサー「LYTIA L910」を商品化すると発表した。量産出荷時期は今夏を予定している。
単一露光で100dBのダイナミックレンジ撮像を実現
「LYTIA L910」は、フォトダイオードから溢れた電荷を蓄積できる「LOFIC構造」を採用し、従来のイメージセンサー「LYTIA 828」よりも飽和電荷量を拡大させた。
また、1回の露光で得た電荷を3種類の変換効率で読み出す「Triple Conversion Gain-HDR(TCG-HDR)技術」を採用。高輝度部を撮影した際の白飛びや、暗部から中間階調にかけてのノイズの発生を抑えた。
従来センサー(DCG-HDR)とLYTIA L910(TCG-HDR with LOFIC)の画質比較
さらに、電荷から電圧への変換効率を高める「UHCG(Ultra High Conversion Gain)回路技術」により、ランダムノイズの発生を「LYTIA 828」と比較して約30%低減。低照度下での画質も向上している。
これらの技術により、1回の露光で100dBのダイナミックレンジを達成した。低照度環境下でのノイズによる画面のざらつきを抑えながら、明暗差の大きな環境でも滑らかな階調表現ができる。
複数回露光を行わないことで動体のブレを抑制できるほか、露光時間が延びることにより、撮像信号のS/N比改善や照明のちらつき(フリッカー)抑制を実現している。
ハイダイナミックレンジの4K動画撮影を省電力で
独自の回路設計と先端プロセスを採用し、アナログ→デジタルの変換処理にかかる時間を短縮。センサーの消費電力を抑制した。バッテリー消費を抑えつつ、ハイダイナミックレンジを維持したまま、60fpsで4K映像の撮影ができる。
また、スマートフォンの画面上で、プレビュー時点からHDR画質を確認できるようになった。
| 型名 | LYTIA L910 |
| イメージサイズ | 1/1.28型(対角12.49mm) |
| 有効画素数 | 約5000万画素 |
| ユニットセルサイズ | 1.22μm(H)×1.22μm(V) |
| カラーフィルター | Quad Bayer Coding |
| フレームレート (全画素AF時) | 50Megapixels(4:3): 30fps |
| 12.5Megapixels(4:3): 120fps 60fps(DCG-HDR) 60fps(TCG-HDR w/LOFIC) | |
| 4K2K(16:9): 60fps(2x2 Bin, DCG-HDR) 60fps(2x2 Bin, TCG-HDR w/LOFIC) | |
| 電源電圧 | アナログ:2.8v/1.8v |
| デジタル:0.81v | |
| インターフェイス:1.8v or 1.2v | |
| 出力インターフェイス | MIPI C-PHY 2/3 trio, Max. 6.0Gsps/trio MIPI D-PHY 2/4 lane, Max. 2.5Gbps/lane |
