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Chromebook史上最長の17時間駆動、生成AIも活用できる「Lenovo Chromebook Plus 14」
2025年6月28日 10:00
Lenovoは、「MediaTek Kompanio Ultra」を搭載するChromebook「Lenovo Chromebook Plus 14」を発表した。国内での発売については発表されていない。
Chrome OSを提供するGoogleが、同機種を公式ブログで紹介している。
Googleが公開した動画には、「Lenovo Chromebook Plus 14」を使って、YouTubeで視聴中の犬の散歩動画で犬が装着しているリードを「Google Lens」を使って探したり、友だちをプールに誘う際のメッセージに生成AIを活用した面白い画像を追加したりできると紹介されている。
「MediaTek Kompanio Ultra」を採用し、50TOPSのNPUを搭載する。バッテリー駆動時間は最大17時間で、これはChromebook史上最長という。また、Chromebook Plusでは初めて「Dolby Atmos」をサポートするほか、ディスプレイはOLED、指紋スキャナーも搭載している。
「Lenovo Chromebook Plus 14」のデバイス内機械学習を活用し、効率性を向上させる2つの独自ソフトウェアが搭載されている。1つ目はスマートグルーピング機能で、開いているタブやドキュメントを現在のタスクに基づいて整理する。2つめは、ギャラリーアプリのAI画像編集機能で、AIを活用してフォトライブラリ内で直接画像を編集できる。ワンクリックで背景を削除したり、画像から簡単にステッカーを作成したりできる。
また、NASAとの連携により、木星の昼、夜、日の出、日没、オーロラが再現された同機種専用の壁紙が提供される。
Google Lensを使った検索では、画面に映るあらゆるものをすばやく識別して検索できる。たとえば、モデルの靴を検索したいと思ったら、本体の「G」ボタンをタッチしたあと、ディスプレイに映る靴を選択するだけで、ショッピングサイトや詳細情報の検索結果がポップアップで表示される。
テキストキャプチャ機能では、領収書やレシピなどの情報を画像から取り込み、編集可能なテキストに変換する。イベントの招待状がハイライト表示されている場合は、ボタンをタップするだけでGoogleカレンダーの予定表にイベントが自動登録される。また、手書きのレシピのテキストも自動認識されるので、買い物リストを「Googleドキュメント」に追加できる。
新しい「クイック挿入キー(Quick Insert key)」では、AI画像を簡単に生成したり、写真や絵文字を必要な場所に挿入することで、文章やプレゼンテーションの質を高められる。また、「Help me read」機能では、長文テキストを要約したり、複雑な言葉をわかりやすい表現になおしたりできる。
「Lenovo Chromebook Plus 14」などのChromebook Plusを購入すると、「Google One AI プレミアム プラン」が12カ月追加料金なしで利用できる。同サービスは通常月額2900円。同サービスには、Chromebookのシェルフから「NotebookLM」にアクセスして、ワンクリックでリサーチやライティングのサポートがうけられる。