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FREETEL、新スマホ「SAMURAI REI」を発表
2万9900円で5月27日発売
2016年5月17日 14:12
プラスワン・マーケティングは、スマートフォンの新製品「SAMURAI REI」(麗)を5月27日に発売する。価格は2万9900円(税抜、以下同)。5月20日に予約を開始し、メタルシルバーから順次、1週間前後で5色を発売する。
「SAMURAI REI」は、OSにAndroid 6.0を搭載するSIMロックフリーのスマートフォン。カラーはメタルブラック、メタルシルバー、シャンパンゴールド、ピンクゴールド、スカイブルーの5色をラインナップする。
代表取締役の増田薫氏が「今回のREIでは初めて日本の品質、技術、美をしっかり詰め込んだ」と語るREIの筐体は、アルミ削り出しで、1枚のアルミの塊から53工程をかけて磨き上げたものだという。
前面ボタンは1ボタン、片手で使いやすい独自ホーム搭載
「FREETELボタン」と呼ばれるホームボタンは、ホームボタン、戻るボタン、アプリ一覧ボタンの機能を兼ね、指紋認証の機能を持つ。軽く触ると戻るボタン、1度押しでホームボタン、長押しでGoogle検索、2度押しでアプリ履歴ボタンと、ボタンの操作する位置を動かさずに操作できる。また、設定で戻るキー、ホームキー、アプリ一覧キーが並んだオンスクリーンキーを表示させることもできる。オンスクリーンキーの戻るキーとアプリ一覧キーの配置は入れ替え可能。
「FREETEL UI」は、片手操作時の使いやすさを意識したホーム画面。画面下側から上にスワイプすると、アプリランチャーや端末の設定を変更できるパネルが現れる。アプリドロワーは搭載せず、ホーム画面上にすべてのアイコンが並ぶ。なお、今まで提供されていたAndroid標準に近いホーム画面も搭載されている。
カメラアプリは従来機種に搭載されていたAndroid標準のものに代わり、独自開発の「FREETEL カメラ」を搭載。ぼかし撮影ができる「一眼レフモード」やハイスピード撮影、残像撮影などの機能を盛り込む。
「SAMURAI REI」主な仕様
ディスプレイは5.2インチ、フルHD解像度のIPS液晶を搭載。CPUはMediaTekの「MT6753」(1.3GHzのオクタコア)で、メモリは2GB。内蔵ストレージは32GBで、最大128GBのmicroSDXCをサポートする。
対応周波数帯はLTEが2100MHz(Band1)、1800MHz(Band3)、2600MHz(Band7)、900MHz(Band8)、800MHz(Band19/20)。3Gの2100MHz(Band1)、800MHz(Band6/19)、900MHz(Band8)と2Gもサポートする。最大通信速度は下り150Mbps/上り50Mbps。microSIMスロットとnanoSIMスロットを搭載する(3G/LTEは排他利用)。
Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n)、Bluetooth 4.0をサポート。メインカメラは1300万画素、インカメラは800万画素。バッテリー容量は2800mAh。本体サイズは約145.8mm×71.5mm×7.2mm。重さは約136g。
Bluetooth子機やルーターになる通話端末、折りたたみ型も
また、フィーチャーフォンでは、Bluetoothでスマートフォンの子機になる通話専用「Simple 2」と、モバイルルーターやバッテリーとしても使える通話端末「Simple 2+」と、折りたたみ型の「Simple 2 PakaPaka」(仮称)を発表した。
特に「Simple 2+」は代表取締役の増田氏自身が「自分で使いたいと思って企画した」機種ということで、通話やSMSだけでなくテザリング機能も可能、大容量バッテリーでスマートフォンに給電できるほか、Bluetooth子機としても使える製品となるという。提供時期は今年度中となる見込み。
FREETEL SIMは定額プランを提供
このほか、「FREETEL SIM」では、従来の段階制プランに加え、月間容量が定められた「定額プラン」を5月27日に提供を開始する。LINEなどのメッセンジャーアプリが無料といった特徴は段階制プラン同じで、iPhone向けにApp Storeの通信料が無料になるSIMも用意される。
月間容量 | データ専用 | データ+SMS | 音声通話対応 |
1GB | 499円 | 639円 | 1199円 |
3GB | 900円 | 1040円 | 1600円 |
5GB | 1520円 | 1720円 | 2220円 |
10GB | 2470円 | 2670円 | 3170円 |
20GB | 4870円 | 5070円 | 5570円 |
「FREETELでんわ」のかけ放題サービスをFREETELユーザー以外にも開放
プレフィックス型の割安通話サービス「FREETELでんわ」では、従来FREETELユーザーのみが利用できたかけ放題のサービスを、今夏FREETELユーザー以外も利用可能になると発表された。
6月には通話品質が向上する更新が行われるとともに、固定電話宛にかけた際に番号が通知されるようになる。
“FREETEL 2.0”は「より使いやすくすることが重要」
発表会に登壇したプラスワン・マーケティングの代表取締役 増田薫氏は、「知る人ぞ知る製品だった格安スマホは、今まさに一般の方々に広まっていく段階にきているのではないか」と指摘。「FREETEL 2.0」として、スマートフォンに詳しくない一般ユーザーが買いやすく、使いやすい形に製品やサービスを進化させていくと表明した。
その一環として発表されたオンラインショップのサービス「自宅で簡単FREETELスタート」は、スマートフォンにSIMが挿された状態で発送され、本人確認は自宅で到着時に行えるというもの。MNPの転入にも対応する。たとえば、離れた場所に住む息子が親へのプレゼントとしてスマートフォンを購入する際に利用すると、購入手続きや開通作業で手間取ることなく利用できるとした。同サービスは通常価格500円だが、開始当初は無料で提供する。
料金面では「REI」「KIWAMI」「MIYABI」「MUSASHI」向けに、提供する24回払いで本体、通信料、補償サービスをセットとした「プレミアムバリュープラン」を強化し、あらたに60分の無料通話を追加する。「REI」の場合は、月額2990円で、ワイモバイルの1GBプラン(月額2980円)と競合する。また、「プレミアムバリュープラン」はこれまで、同社オンラインショップ限定だったが、今後は家電量販店でも取り扱われる。
また、新規購入者限定で開始した、今まで使っていた端末の買取サービスは、6月より誰でも申し込めるようにしたという。そのほか、他社へのアプリとの連携を強化していく方針を発表した。
端末のラインナップについては、安価な端末~ハイスペックなものまで、ユーザーのニーズに応じた端末を提供していくとした。
佐々木希をイメージキャラクターにCM展開
FREETELのイメージキャラクターにタレントの佐々木希が就任した。月額299円~の「使った分だけ安心プラン」をアピールする「スマホ利用料金 ニクキュー時代へ」編は、(ネコではなく)チーターのコスプレに扮した佐々木が「にくきゅー」を連呼する内容となっている。
発表では増田氏が佐々木に「REI」のシャンパンゴールドをプレゼントする一幕も。増田氏は佐々木に対し、日本の美を代表するイメージキャラクターとして海外へのアピールにも協力してほしいと話した。