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ソフトバンクとヤマダ電機が資本業務提携

 ソフトバンクは、ヤマダ電機と資本業務提携を実施すると発表した。ヤマダ電機が新たに発行する株式を引き受ける形で、ソフトバンクが227億6100万円、出資する。

 これまでもパソコン向けソフトウェア、通信回線の販売などで協力してきた両社だが、両社ともに、家電量販店で唯一という、全国に展開するヤマダ電機の店舗を基盤にした販売力の強化、通信事業やエネルギー事業などとヤマダ電機のスマートハウス事業を組み合わせた新たな市場の創造を目指すため、資本業務提携にいたったと説明。5月25日付けでヤマダ電機が第三者割当増資を実施し、ソフトバンクが227億円を出資してヤマダ電機の株式を引き受ける。これにより、ソフトバンクはヤマダ電機の株式5%を保有することになる。

 ヤマダ電機では、ソフトバンクからの資金の用途として、店舗駐車場にモデルハウスやショールームなどを設置し、スマートハウス/リフォーム事業に80億4000万円、店舗の統廃合に42億円、プレミアム会員向け「暮らしのサポートサービス」の全国展開に向けた売場改装に36億円、ソフトバンクとの業務提携や既存ビジネスでの連携強化に関する売場改装などに30億円を充てる。

関口 聖