ニュース

写真で見る「Apple Watch」

 いよいよ4月24日に発売されることになったアップルの「Apple Watch」は、基本的な機能は同じながら、ステンレスを用いたスタンダードなモデル、それよりも30%軽くアルミボディを採用したスポーツ向けモデル、そして18金の本体という「Apple Watch Edition」がラインアップされる。

 今回、発売に先駆けて報道陣に公開された「Apple Watch」実機の様子を写真で紹介する。

サイズは2種類

 「Apple Watch Sport」「Apple Watch」「Apple Watch Edition」は、重さがそれぞれ異なるものの、ボディサイズはいずれも同じで、大きさの異なる38mmモデル、42mmモデルが用意される。38mmモデルが38.6×33.3×10.5mmで重さは25g、42mmモデルが42.0×35.9×10.5mmだ。

Apple Watch Ediotonの38mmモデル
同じくApple Watch Editionの42mmモデル

 画面に触れて操作する形で、場合によっては力を入れながら長押しすることで、たとえば時計デザインのカスタマイズの画面に切り替える、といった流れになる。またリュウズにあたるデジタルクラウンを回転させて操作することもある。

 時計デザインのカスタマイズは、さまざまなデザイン(フェイス)から選べるほか、たとえば配色、ウィジェットのように同時に表示する“コンプリケーション”を世界時計、気温、日の出/日の入りなどからチョイスする、といったこともできる。カラーの変更はデジタルクラウンを回して調整する、といった形だ。

 使わない状態でしばらく経過すると画面は消灯し、腕を動かすなど、動きを検知すると時計を表示する。時計を表示している状態で、下から上へフリックすると、グランスと呼ばれる機能にアクセスできる。ここは、利用頻度が高い機能をまとめた画面で、左右に切り替えることで、現在地を示す地図や心拍計、活動量(アクティビティ)などを切り替えられる。

 光を使った心拍センサーを背面に備えており、腕に付けたまま心拍を測定できる。歩数や、1時間に1分は立っていたほうが良いとのことで「スタンド」という画面で立っている状態を測定して示す。

 現在地周辺の表示や株価などを参照できる。設定画面はあるが、基本的にはiPhoneとペアで利用することが想定されている。たとえばアプリの追加もiPhoneから行う形で、Apple Watch単体ではできない。

コミュニケーション

 Apple Watchでは、iPhoneに届いたメッセージに対して返信したりできるなど、コミュニケーションも手軽にできるような機能が用意されている。メッセージでは定型文の返信、音声での入力、あるいは絵文字の送信も可能で、たとえば絵文字ではデジタルクラウンを回すと表情が変わるという絵文字が用意される。また画面をなぞってイラストを描いてすぐ送信することもできる。脈拍をバイブで相手に伝えるということもできる。

充電

 非接触充電技術が採用され、専用の充電台が用意される。今回はケース内での展示に留まり、充電台は側面からしか確認できなかった。

外観

バンドの種類

 Apple Watchでは、背面にあるバンドそばのボタンを押して、バンドを横にスライドさせて取り外せる。腕似合わせた長さのバンドを選べるほか、好みのデザインのバンドに付け替えられる。スポーツ向けにシリコンの柔らかな質感で汗をかいても気にならないエラストマーのバンドや、メタルのバンド、19世紀のミラノで開発されたというバンド「ミラネーゼループ」、留め金がマグネットになっているモダンバックルなど、純正のものだけでも、そのバリエーションは幅広い。

ミラネーゼループ
モダンバックル
スポーツバンド

関口 聖