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ソニー、モバイル部門で新たに1100人の人員削減

 ソニーは4日、2014年度第3四半期の業績および通期での見通しを発表した。あわせて、スマートフォンなどを手がけるモバイル・コミュニケーション分野において、人員削減を実施することを明らかにした。

 同社によれば、2015年度末までに約2100人の人員削減を実施する予定。昨年、中国市場を中心に1000人の削減を行う方針は発表されていたが、今回、さらに1100人の削減が発表された。追加分の人員削減がどういった部門、地域で実施されるかは明らかにされていない。

 第3四半期、モバイル・コミュニケーション分野は、スマートフォンの販売数増加、高付加価値モデルの販売増による1端末あたりの売上増、そして円安の影響を受けて売上高が前年同期比で28.7%増の4290億円、営業利益は46.2%増の93億円となった。ただし、第4四半期は販売の動向を慎重に推測していること、為替動向が悪影響に転じることから通期の見通しは10月時点よりも下方修正された。

関口 聖