ニュース

ASUS、3Gの800MHz帯対応でSIMフリーのタブレット「Fonepad 7」

 ASUSTeK Computer(ASUS)は、通話機能に対応し、SIMロックフリーの7インチタブレット「Fonepad 7」を10月中旬に発売する。価格はオープン価格で、販売予想価格は3万4800円。

「Fonepad 7」

 今回発売される「Fonepad 7」は、7インチ、1280×800ドットのIPS液晶を搭載し、3Gのモバイル通信機能を利用できるタブレット。通話にも対応する「Fonepad」シリーズの最新モデルになる。マイクを搭載しており、本体のみで通話も行える。本体背面のカバーは樹脂製で、外すことができないタイプ。右側面に電源およびボリュームボタン、microSDカードスロットを備え、左側面にSIMカードスロットを備えている。

 日本向けモデルでは、新たにFOMAのプラスエリアと同じ800MHz帯(バンド6)をサポートしており、日本国内で利用できるエリアが従来モデルより拡大している。対応周波数は、W-CDMA(HSPA+)では2100MHz(バンド1)、1900MHz(2)、850MHz(5)、800MHz(6)、900MHz(8)。GSM/EDGEでは850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz。仕様上は、NTTドコモとソフトバンクモバイルの3Gに対応。利用するSIMカードのサイズはmicroSIMカードで、本体の左側面のスロットが用意されている。

 OSはAndroid 4.2.1。CPUには、デュアルコアで4スレッド、1.6GHz駆動のインテル製CPU「Atom プロセッサー Z2560」を搭載。メモリは1GBで、ストレージは16GB。最大64GBまでのmicroSDXCカードを装着できる。メインカメラは500万画素、インカメラは120万画素で、GPS、電子コンパス、光センサー、加速度センサー、近接センサー、磁気センサーを備えている。無線LANはIEEE802.11a/b/g/nで、Miracastにも対応する。Bluetoothは3.0+EDR。

 本体のディスプレイ側にフロントステレオスピーカーを搭載。ASUS SonicMasterテクノロジーにより、本体を横向きにして動画などを視聴する際、迫力の音で楽しめるとしている。

 バッテリー容量は3950mAh。連続駆動時間はWi-Fiまたはモバイル通信利用時で約10時間。バッテリーの充電にかかる時間は約4時間。

 大きさは約196.6×120.1×10.5mmで、重さは約340g。ボディカラーはブラックとホワイトの2種類が用意される。

「Fonepad 7」 ホワイト

太田 亮三