コルト、ドコモの提訴にコメントを発表「裁定は不当かつ不公正」

　Coltテクノロジーサービス（コルト）は25日、NTTドコモの24日付け報道発表に対し、コメントを発表した。

　コルトは、ドコモとの接続料の協議や総務大臣に対して申請した裁定の手続きに誠実に対応してきたと指摘。この結果と内容については「不当かつ不公正なものであり、市場における慣例からも乖離している」と主張。裁定についての不服を総務省と東京地裁に申し立てているとした。

　また、ドコモの発表に含まれる“株式会社BIS”（別紙 時系列に記載あり）については、コルトはあくまでBISに対して音声サービスの提供を行っていたのみで、「トラフィックポンピング」に関与したことも黙認したことも“一切ない”としており、一連の不正行為への関与は関係当局の調査でも認められていないとしている。また、コルトは総務省主催の検討会などに参加し「責任ある通信事業者として、トラフィックポンピングの未然防止や排除に貢献することに努めいる」とコメントする。

　コルトは、裁判による手続きを通じてドコモとの接続料に関する公正かつ中立的な判断を求めていくとしている。