ニュース
アップル、M4チップを搭載したMacBook Airを発表――新色スカイブルーも登場
2025年3月6日 00:30
2025年3月5日(日本時間)、アップルは薄型軽量モデルのノートパソコンシリーズであるMacBook Airの最新モデルを発表。発表時点で予約を開始し、発売は3月12日となる。
13インチ、15インチと異なるディスプレイサイズの2モデルが用意されており、それぞれの販売価格は16万4800円~と19万8800円~で、前モデルから据え置きとなった。
カラーバリエーションはシルバー、スターライト、ミッドナイト、スカイブルーの4色展開。新色として、メタリックな淡いブルーのスカイブルーが追加されている。ボディは再生アルミニウム製で、本体の55%以上に再生素材が採用されている。
ディスプレイは13.6インチと15.3インチの2サイズが展開される。13インチモデルは、高さ1.13cm×幅30.41cm×奥行21.5cm、重さは1.24㎏。15インチモデルは、高さ1.15cm×幅34.04cm×奥行23.76cm、重さは1.51㎏。
インターフェースは、MagSafe 3、Thunderbolt 4(USB-C)×2、3.5mmヘッドフォンジャック。最大2台の外部ディスプレイで、最大6K解像度と60Hz駆動、Thunderbolt 4でのデジタルビデオ出力、USB-C経由でDisplayPort 1.4出力に標準対応する。キーボードに搭載されたTouch IDも利用可能となる。
M4チップは、マルチタスクや写真、動画編集といった高負荷のタスクでもスムーズに操作する、10コアCPU、最大10コアGPUを採用。標準で16GB、最大32GBのユニファイドメモリにも対応しており、M1搭載モデルと比較して、最大2倍高速に動作する。ストレージは256GB、512GB、1TB、2TBから選択できる。
IntelベースのMacBook Airと比較すると、Microsoft Excelでの計算パフォーマンスが最大4.7倍高速、iMovieでのビデオ編集が最大8倍高速、Adobe Photoshopでの写真編集が最大3.6倍高速となっている。
機械学習を担うNeural Engineは16コアで、M1搭載MacBook Airよりも最大3倍高速。写真の自動補正や動画の背景ノイズ除去といった動作が速くなる。
バッテリーは、最大18時間のビデオストリーミング、最大15時間のワイヤレスインターネットに対応。70W USB-C電源アダプタによる高速充電にも対応している。
新しいAI機能であるApple Intelligenceにも対応(日本語対応は4月予定)しており、キーワードから画像を生成するImage Playgroundや作文ツール、自然言語に近い会話ができるようになったSiriといった機能が利用できる。作文ツールとSiriにはChatGPTが統合されており、新しいアカウントを作成しなくても、無料でChatGPTの機能が利用できる。
インカメラには新しい12MPセンターフレームカメラが搭載されており、被写体を画面の中央に映すセンターフレーム機能や、デスクを上からのぞくように表示できるデスクビュー機能にも対応している。
初期搭載OSはmacOS Sequoia。4月にアップデートされるmacOS Sequoiaより、iPhoneとの連携機能が強化され、iPhoneをMacに近づけるだけで、同じApple アカウントにサインインし、ファイルや写真、メッセージ、パスワードなどが共有できるようになる。