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グーグル、検索広告配信訴訟めぐり独自是正案を公表

 グーグルは、米司法省による検索広告配信訴訟で、独自の是正案を公表した。

 2025年4月に予定されている是正措置に関する審理に先立ち、是正案を公表したかたち。

 独自是正案では、アップルやMozillaなどの企業について、ユーザーにとって最適な検索エンジンと契約する自由を持ち続けるべきとした。ブラウザは引き続きグーグル検索をユーザーに提供でき、その提携から収益を得ることも可能となる。

 一方で、それぞれのプラットフォームやブラウザモードにおいてデフォルトの契約を複数結ぶ(iPhoneとiPadで異なる検索エンジンをデフォルトで使用するなど)ことを可能とする。そのほか、少なくとも12カ月に1回はデフォルトの検索プロバイダを変更できるようにするとした。

 Android端末については、メーカーが複数の検索エンジンをプリロードする際の柔軟性を確保する。また、すべてのグーグルアプリを単独でプリロードすることを可能とする。

 米司法省が求めたChrome売却などについては応じない姿勢を示した。