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「2時間後に電話が使えなくなります」はウソ、NTTや総務省かたる偽電話に注意

 国民生活センターは、総務省やNTTをかたって個人情報を聞き出す電話へ注意するよう呼びかけている。

国民生活センターのWebサイトより

 同センターには、「総務省を名乗る人物から自宅の固定電話に『これから2時間後に通信できなくなる』という電話がかかってきた」「『2時間後にこの電話が使えなくなる。オペレーターと話す方は1番を押すように』という自動音声の電話がかかってきた。オペレーターに住所、氏名、生年月日を伝え、相手に電話番号や会社名を尋ねたが、NTTカスタマーセンターとしか言わず、一方的に電話を切られた」という事例が寄せられている。

 総務省やNTT東日本およびNTT西日本から、電話を停止することについて、自動音声ガイダンスやSMSを使って連絡することはない。

 非通知や知らない番号からの電話に対して慎重になること、個人情報は絶対に伝えないこと、自動音声ガイダンスが流れても最後まで聞かずに電話をすぐ切ることなどが呼びかけられている。特に高齢者に関しては、周りが日頃から生活や言動などを見守り、不審な電話があった場合に個人情報を伝えないよう話しておくことが重要だという。

 不審な電話を受けたり個人情報を伝えてしまったりした場合は、消費者ホットライン「188(いやや!)」番や、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう案内されている。